新型スープラに新情報! 「スープラ」の名が意味するもの

■市販モデルは今冬〜来春発表!

 市販仕様の全体的なボディフォルムは、新型スープラのデザインコンセプトとなった「FT-1」の持っていたグラマラスなラインを継承したものになっており、高い空力性能を発揮するための特徴的で独特なダブルバブルルーフなども、ほぼそのままなのがおわかりいただけるだろう。

市販型スープラの予想CG(ほぼ最終型のデザイン仕様を使って作製)。エンジンは直6ガソリンターボとチューニングの異なる2種類の直4ターボ、計3タイプが容易される
市販型スープラの予想CG(ほぼ最終型のデザイン仕様を使って作製)。エンジンは直6ガソリンターボとチューニングの異なる2種類の直4ターボ、計3タイプが用意される

 そして、気になるインパネのデザインも今回、判明した。

 決して豪華ではないが、トヨタのフラッグシップスポーツにふさわしい充分な質感を備える。

今回判明した新型スープラのインパネCG。先代スープラの「コクピット感」が強いイメージを踏襲している
今回判明した新型スープラのインパネCG。先代スープラの「コクピット感」が強いイメージを踏襲している

 A80スープラのイメージを持たせたフロントマスクについても特徴的なヘッドライト形状、そしてFT-1とは違った造形ながら統一性のあるフロントノーズなども市販モデルではほぼ予想CGに近いデザインで登場してくるはず。

 ボディサイズは全長4380×全幅1855×全高1290mm、ホイールベース2470mmで確定。先代スープラより全長は140mm短くなり、全幅は45mm広がっている。

 2シーターのみの設定で、トップグレードにはBMW製3Lターボエンジン(直6、340馬力)を搭載(チューニングはトヨタが担当)、MT仕様は用意されず2ペダル仕様のみ設定される見込み。

トップグレードが搭載する3Lターボは340ps/45.9kgmを発生。最高出力は現在のBMW3シリーズでは326psだが、スープラではパワーアップされ搭載される
トップグレードが搭載する3Lターボは340ps/45.9kgmを発生。最高出力は現在のBMW3シリーズでは326psだが、スープラではパワーアップされ搭載される

 登場は今冬〜来春だが、今年中にどこかのタイミングで市販モデルが公開される可能性もある。

 先代スープラは1990年代、トヨタのスポーツイメージを牽引するフラッグシップカーだった。

 この新開発スポーツカーにトヨタがわざわざ「スープラ」という名前を継承させたのは、先代型スープラが生産中止から16年たっても日米で人気を博し続け、その名に「意味」があり続けてきたこと。

 それに加えて21世紀の現在、新たなフラッグシップスポーツカーとしてのイメージリーダーが必要だということだろう。

 その名にふさわしい実力であることを期待して、発売を待ちたい。

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