プジョー508にPHEVを追加 お好きなパワートレーンをどうぞ!!

充電は200V普通充電のみ

 充電機能は、200V普通充電にのみ対応。3kW出力で約5時間、6kW出力で約2時間半となる。リチウムイオン電池には、6年10万kmの保証も付属し、安心してユーザーが積極的な充電を行えるように配慮されている。

 充電は専用スマートフォンアプリによるリモートコントロールも可能。充電状況の確認と操作、充電開始時間の予約などが行える。またアプリでは、エアコンのリモート操作も可能なので、乗車前に車内を快適な環境に整えておこくこともできる。

充電口は、Cピラー付け根となる後席の後付近。反対側には、給油口が備わる。普通充電のみに対応する
充電口は、Cピラー付け根となる後席の後付近。反対側には、給油口が備わる。普通充電のみに対応する

価格差は免税と補助金で圧縮

 全グレードがGTに統一されたことで、装備差は極めて限定的だ。簡単に解説すると、機能面では、エンジン車とPHEVのドライブモードの仕様の違いと充電システムの有無。収納部では、ラゲッジルーム床下収納の有無が挙げられる。

 P床下収納には、エンジン車だとスペースセーバースペアタイヤが収まるが、床下収納のないPHEVは、スペアタイヤレスとなるが、パンク修理キットが備わるので問題はない。すなわち、価格の差はパワートレーンの差となる。

 508のPHEVとエンジン車の価格差だが、4ドアクーペの場合、ガソリン車で94.7万円。クリーンディーゼル車で60.7万円となる。ただし、PHEVならば、重量税と環境性能割が免税となり、CEV補助金が20万円となる予定。

 そのため、実質的な価格差は、もっと圧縮される。それでも購入価格は、エンジン車よりも割高だが、日常領域をほぼEV感覚で使えることや電動車らしい滑らかかつ力強い加速、環境性能の高さなどの魅力も加わる。

 しかし、それぞれのニーズや価値観は異なるもの。そこが「パワー・オブ・チョイス」の魅力的なところ。ガソリンターボもクリーンディーゼルターボも、基本的な装備や仕様は同じなので、ユーザーはパワートレーンのことだけを悩めばよいということ。プジョーの新戦略の狙いは、そこにある。

日常はEV感覚で使えるため、ランニングコストも抑えられるのも魅力
日常はEV感覚で使えるため、ランニングコストも抑えられるのも魅力

【画像ギャラリー】新型PHEVプジョー508ハイブリッドの全容

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