■STI
2019年=現行STIベースの380ps級スーパースポーツ
スバル各車にSTIスポーツ投入し、STIモデルのバリエーション拡大、
STIチューニングによるコンプリートエンジン、コンプリートボディ発売
※注意。添付のロードマップのグラフは厳密に導入年を示したものではない
■国内は今年XVにハイブリッド、来年レガシィ、再来年レヴォーグ…
このロードマップから見えた新車投入スケジュールの詳細な中身について紹介していこう。
まず2018年は、年内中にXV PHVが北米市場に導入され、10月にはフォレスターと同じe-BOXERがXVに追加される(国内)。2019年は新型レガシィ&アウトバックを発売。2020年には新型レヴォーグ、2021年には新型BRZ、WRX STI&S4、2022年には新型EV、2023年にはグローバル戦略SUV投入と続く。
注目したいのは2020年にデビュー予定の新型レヴォーグ。この新型レヴォーグから新設計のダウンサイジングターボが投入される。現在のFB20直噴DITとFB16直噴DITから、直噴の1.8Lターボと1.5Lターボに置き代わる可能性が高いが、実はまだ排気量が確定していないらしい。北米市場向けの大型SUVのアセントが3.6Lフラット6から2.4Lフラット4ターボに大胆に置き代わったように、馬力&トルクが出せれば、それ以下の排気量になる可能性もあるという。特に1.8Lターボ、1.6Lターボにはこだわっていないようだ。
次に新型WRX STI&S4。現行STIは2014年のデビューだが、順当にいけばフルモデルチェンジは2020年となるが、ずれ込んで2021年頃になりそうだ。新しいプラットフォーム、SGPを手に入れ、ついにEJ20がFA20ターボに置き変わる。馬力は330ps程度になる見込み。
最後にグルーバル戦略SUVについては、スバル関係者によれば、フォレスターとアセントの中間に位置する大型SUVになるとのこと。サイズ的にいえばマツダCX-8あたり、クーペのような流麗なスタイルを持ったSUVで、2023年には投入される見込み。
スバルの販売計画は、2018年度には日本、北米、北米以外の海外で110万台だが、2025年度にはこれを130万台に伸ばすため、前述した計画以外にも、SUVモデルのバリエーション拡大やスポーツモデルの充実、EV、HV投入と、かなり意欲的な計画だ。
まだ禊ぎは済んでいないなか、はたして中村社長新体制で、この新中期経営改革は順風満帆にいくだろうか、現状では暗雲低迷といった言葉がふさわしいだろう。
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