2021年7月29日、三菱自動車は「新型アウトランダーPHEVを、今冬に国内で発売します」と公式リリースを発表した。新型アウトランダーは純ガソリン仕様が今年4月からアメリカ、カナダ、プエルトリコなどで発売している。日本国内は今冬(残念ながら2021年内なのか2022年早々なのかの発表はなかった)にPHEV仕様の発売となり、純ガソリン仕様はラインアップされないもよう。つまりアウトランダーはPHEV専用車になる。以下、詳細をお伝えします。
文/ベストカーWeb編集部
写真/MITSUBISHI
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■現行アウトランダーのガソリン仕様は生産終了
2012年10月に2代目となる現行型が発売されてからもうすぐ丸9年、三菱自動車の大黒柱ともいえるアウトランダーが、ついに、やっと、日本国内での発売を開始する。詳しい日時は明らかにされていないが、「今冬」という表現で三菱自動車が正式にリリースを発表。
新型アウトランダーは前述のとおりすでに北米で純ガソリン仕様が発売されており、商品コンセプト「威風堂々」のとおり、押し出しの強いフロントマスクと全体的にバランスのとれたフォルムが特徴のミドルクラスSUV。
北米仕様には新開発の2.5Lエンジンが搭載されたガソリン仕様のみ設定されているが、本誌が掴んだ情報によると、今冬に発売される新型アウトランダーはPHEV仕様のみ(純ガソリン仕様は用意されない、ということ)。
さらに取材を進めると、なんと現行型アウトランダーもすでに純ガソリン仕様は生産を終了しており、購入できるのはPHEV仕様のみ。マジか。知らなかった。
新型アウトランダーPHEVの魅力は、大容量バッテリーを活用したすばらしい走行性能と安全装備、それに災害時に安心の給電機能だろう。
新世代のPHEVシステムは力強い走りと航続距離の延長をともに実現。そしてプラットフォームの一新とレイアウトの最適化により、3列シート7人乗りを実現しているという。SUVとしての利便性を大幅に向上しているのはありがたいかぎり。
先進安全機能として、高速道路同一車線運転支援技術「MI-PILOT(マイパイロット)」を搭載しており(いわゆる日産版「プロパイロット」)、クラス最高峰の安全性能と快適な高速クルーズ性能を併せ持つ。
そして巨大なバッテリーは停電時にも家電製品やスマホ、PCなどに給電可能であり、ライフラインである「電気」を貯めておくことができる強みを持つ。
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