■ハッチバックと異なるポイントは!?
さてゴルフのハッチバックモデルと異なる点は、どこなのか。ずばり、ボディタイプがステーションワゴンとなること。しかし、それは歴代ヴァリアントも同様だ。新型で特筆すべきは、単なるボディ違いではなく、ホイールベースを拡張した専用ボディ化としたことだ。
新ヴァリアントのボディサイズは、全長4640mm×全幅1790mm×全高1485mm。ホイールベースは2670mmとなる。これをハッチバックと比較すると、全長が+345mm、全高が+10mm、ホイールベースが+50mmそれぞれ拡大されている。
これによりゴルフらしいスタイルを受け継ぎながらも、より伸びやかさが強調。ルーフラインもクーペのように仕上げることでスポーティさも高まった。何よりもホイールベースの拡大で、お尻の長さが強調されなくなり、より美しくフォルムとなっている。
もちろん、サイズアップは、後席スペースとラゲッジスペースのゆとりにも繋がっている。具体的には、レッグスペースの最大値は、従来型ヴァリアント比較で+40mmとなる941mmまで拡大。
ワゴンとして重要なラゲッジスペースは、標準611L~最大1642Lを確保しているが、これは従来型よりも標準時で+6L。最大時では22Lの増量となる。わずかなサイズアップに思えるが、従来型とは異なり、後席スペースの拡大に力を入れているこを忘れてはならない。
だから、アクティブなワゴンユーザーに限らず、後席の活用シーンの多い人にも最適といえそうだ。
新ゴルフでの進化だけでなく、専用ボディ化でステーションワゴンとしての魅力を改めて追及した新ゴルフ ヴァリアント。ハッチバックだと少し容量が物足りないというユーザーには、約14万円という価格差で同じ仕様が選べる点は、かなりお得に映りそうだ。
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