ベース車がRAV4であることのメリット
それにアメリカでは(特に私が住んでいたカリフォルニアでは)、年に数回しか雨が降りません。かっこいい中古のアメ車を日本で持とうと思うと、どうしてもアメ車は雨に弱そう! 輸入車だから壊れる心配もあるし、維持費もかかりそう!! パーツがあるか心配!!!! などとm見た目に憧れてもやはり現実のハードルは高く思えてしまいます。あ~、ベルリンの壁並みに。
でも、雨に強くて修理も国内パーツで済む、そんなアメ車の弱点を克服したら一体全体どんなクルマになるんだろうって思った時、バディが誰からも好かれる「モテるクルマ」に見えたんです! 中身はトヨタ「RAV4」の光岡自動車のバディ。モテモテの新庄監督も大リーグのメッツで活躍され、アメリカ人の積極性やユーモアが入っている気がします。夏に乗った時高速で走ったら、そう。虫にもモテる! 沢山の虫たちが全身でクルマのフロントにキスをお見舞いしてくれちゃいました! やったー!!
そんな光岡のバディは、クルマを通してどういう人なのか興味をそそらせ、アメ車の弱点を払拭した車。アクティブで、健康的で、頼りになる。アメリカで聞いたモテる人の条件にドンピシャのイメージを与えてくれる相棒(Buddy=バディ)として、バディは最高にモテる車です。納車2年待ちも納得です!!!!
光岡自動車に行ってみたい!
そんなバディを作る光岡自動車は1968年に創業され、その3年後にはオリジナルカーの製作に着手を始めた富山県富山市にある会社です(私が生まれ育った石川県のお隣なので親近感もりもり)。
なんと2018年に創業50年を迎えた光岡自動車は、従業員数約400人の「日本一小さい自動車メーカー」です。バディの他に光岡自動車が手掛けた車種は、マツダのロードスターをベースにしたロングノーズ&ショートデッキのクラシックカー風「ヒミコ」、日産のマーチをベースにしたマカロンみたいにぽってり可愛い「ビュート」、トヨタカローラフィールダーがベースのロールスロイス風「リューギ」等、原型がわからないほどドレスアップを施しています。クリエイティブで誰もが一度は憧れた車を時代や流行にとらわれず「作りたい」を形にする光岡自動車は一体どんな工場なのか、考えるだけでもワクワクしちゃうそんな光岡自動車にいつか行ってみたいなと思います!
ライタープロフィール/井口 華音(いぐち かのん)
高校以来アメリカ、イギリスなど海外に7年留学後日本に帰国してからクルマの魅力にはまり、YouTubeで発信中。モータージャーナリストを目指して七転八倒の日々。最近のやらかしは二輪の転倒3連発。まず二輪免許の合宿中に1km/hで転倒し、ドキドキの初サーキット走行で2度も転倒!周りから「センスなし」の声に打ちのめされるも、うまくなりたい一心で毎日近くのバイク屋さんに行き、展示車にまたがり続けている。
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