■インドで販売されるユニークなスズキ車たち
●ワゴンR
54万7500から70万8000ルピー(約91万円から117万6000円)
ワゴンRは日本で長年ベストセラーだった軽ハイトワゴンだが、インドでは全長3655mm×全幅1620mm×全高1675mmというボディサイズを持つ、軽乗用車とイグニスの中間に位置するコンパクトカーとなる。
パワートレーンはそれぞれ5速MTとMTを自動化した5速AGSと組み合わされるガソリン&CNG燃料の1リッター3気筒NAと、1.2リッター4気筒ガソリンを搭載。また、インテリアの雰囲気が明るい点もインドで販売されるワゴンRの美点だ。
●エスプレッソ
39万9500から52万9000ルピー(約66万4000から87万9000円)
軽スポーツカーのカプチーノに続くコーヒー絡みの車名となるエスプレッソは、全長3655mm×全幅1520mm×全高1550mmという軽クロスオーバーのハスラーをストレッチしたイメージのコンパクトクロスオーバーである。
搭載されるパワートレーンは5速MT+CNG燃料を使う1リッター3気筒NAと、5速MT&5速AGSと組み合わされる1リッター3気筒NAガソリンの2つだ。
エスプレッソも雰囲気の明るいインテリアとツートンカラーこそないものの原色系がよく似合うエクステリアを備えており、「乗ってみたい」と感じさせる点も魅力だ。
●ビターラブレッツァ
78万4000から113万3000ルピー(約130万3000から188万2000円)
ビターラブレッツァは全長3995mm×全幅1790mm×全高1640mmというボディサイズで、エスクードを短くしたイメージのSUVだ。
パワートレーンは5速MTのみと組み合わされる1.5リッター4気筒NAと、4速ATのみと組み合わされる1.5リッター4気筒NAマイクロハイブリッドの2つだ。
ビターラブレッツァはインテリアにワゴンRとエスプレッソのような明るい雰囲気こそないものの、エクステリアはエスプレッソ同様原色系が似合い、エスプレッソにはないツートンカラーも設定される。
●イーコ
46万3200から49万9200ルピー(約77万円から82万9000円)
イーコは全長3675mm×全幅1475mm×全高1825mmという軽1BOXの全長を延ばしたイメージのボディに、5速MTのみが組み合わされる古い1.2リッター4気筒のガソリンとCNG仕様を搭載したミニバンである。
イーコで驚くのがこのボディサイズで7人乗り3列目シートの設定がある点だ。まあ、インドでは10人くらい乗ることも珍しくないというので、驚くほどのことではないのかもしれないが。
イーコは日本では考えられないシンプルなクルマだが、インドでクルマを初めてのファミリーカーとして買う家庭なら1960年代の日本のように盛大に歓迎されそうだ。
また、イーコにフル乗車した家族は快適ではないにせよ、「移動の自由を手にした」というモノだけではない精神的な豊かさを噛み締めているのではないだろうか。
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