■ロングドライブも可能とする電動パワートレーン
EQBには、FWDの「EQB 250」と4WDの「EQB 350 4MATIC」の2タイプを設定。基本的な装備とオプション内容は共通しており、最大の違いは駆動方式と航続距離となる。フロア下に収まる駆動用リチウムイオンバッテリーは、全仕様共通となる66.5kWhの大容量電池を搭載する。
シングルモーターとなる「EQB 250」は、最大出力140kW(190ps)、最大トルク385Nmを発揮。航続距離は、520km(WLTC)を確保する。前後モーターの4WDとなる「EQB 350 4MATIC」は、その数値が示すようによりパワフルに。
フロントモーターが最高出力143kWと最大トルク370Nmを、リアモーターが最高出力72kWと最大トルク150Nmをそれぞれ発揮。システム全体では最高出力が215kW(292ps)、最大トルクが520Nmとなる。航続距離は2モーターのため、EQB 250よりも少ない468km(WLTC)だ。
充電方法は、6kWの200V普通充電と100kWまでの急速充電に対応しており、全国の2万基の提携充電器が、1年間無料で利用できるサービスが付帯する。もちろん、無料期間以降も、料金を負担すること継続して利用が可能となる仕組みだ。
■人気コミック『ONE PIECE』の劇場版とのコラボも……
親子でのアウトドアシーンや3世代での移動などファミリーカーとしての活躍も期待されるEV「EQB」のキャンペーンの一環として、子供たちだけでなく、パパママ世代にも圧倒的な人気を誇るコミック、『ONE PIECE』の今夏公開予定の劇場版『ONE PIECE FILM RED』とのコラボ―レーションも実施する。
同キャンペーンでは、メルセデスベンツのブランド情報拠点「メルセデスミー」の東京・六本木、大阪、品川プリンスホテルの3拠点で7月14日よりタイアップ企画を実施。メルセデスミーに、映画を象徴する「赤」をコンセプトに、キャラクターを配したEQBのラッピングカーの展示に加え、店舗装飾や映画衣装設定の展示、オリジナルメニューの提供などを行う。
また、8月初旬からはONE PIECEキャラクターが出演するEQBオリジナルムービーを同作品の上映する映画館やメルセデスベンツ日本が提供するフジテレビで、毎週日曜21時54分からの情報番組「1Hセンス」の放映内のCMで流す予定だ。キャンペーンの詳細については、メルセデスベンツ日本の公式サイトなどをご参照いただきたい。
最大7人が乗車可能のファミリー向けのEVとして注目されるだけに、幅広い世代に人気のあるコミック『ONE PIECE 』とのコラボによるPR効果は、大いに期待されるが、やはり高価格帯のメルセデスベンツだけに、どれだけの購買に結びつくのか、注目される。ただ今夏、多くの家庭でEQBの存在が話題にのぼることは間違いないだろう。
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