待ってました! メルセデスベンツが送る3列シートのファミリーEV「EQB」が誕生

待ってました! メルセデスベンツが送る3列シートのファミリーEV「EQB」が誕生

 メルセデスベンツの電動化ブランド「メルセデスEQ」に新たな仲間「EQB」が加わった。日本でも扱いやすいサイズのコンパクトSUVであることに加え、乗用EVとしては貴重な3列シート車であることも、大きなセールスポイントとなる。

 メルセデスEQの最新作となる「EQB」の特徴をお伝えしよう。

文/大音安弘、写真/メルセデスベンツ日本

【画像ギャラリー】メルセデスベンツEVの第3弾コンパクトSUV「EQB」のポイント(9枚)画像ギャラリー

■メルセデスベンツ初の3列シートEVが登場

 メルセデスベンツ日本は2022年7月14日、メルセデスベンツの電気自動車(EV)第3弾となるコンパクトSUV「EQB」を発表し、同日より販売を開始した。価格は、788万~870万円となる。

メルセデスベンツEVモデルの第3弾となるEQBは、コンパクトな3列シートSUVであることが強み
メルセデスベンツEVモデルの第3弾となるEQBは、コンパクトな3列シートSUVであることが強み

 新型車はミッドサイズSUV「EQC」、コンパクトSUV「EQA」に続く、メルセデスEQの最新EVで、3列シートレイアウトとFWDと4WDのふたつの駆動方式が選べることが大きな特徴だ。

■ファミリーSUV「GLB」譲りの高い機能性

 そのスタイリングからもわかるように、EQBは、メルセデスベンツのGLBクラスと基本を共有するコンパクトSUVであり、パッケージングも基本的には共通。ボディサイズは、GLBとの比較で、全長こそ+45mmの4685mmとなるが、全幅は同寸の1835mmであり、全高も+5mmの1705mmとほぼ同等サイズを維持している。

GLB譲りの日本でも取り回ししやすい全長4.7m以下のボディを持つ
GLB譲りの日本でも取り回ししやすい全長4.7m以下のボディを持つ

 3列のシートレイアウトは、2列目シートが60:40の二分割可倒式で、それぞれが独立して140mmの前後スライド機構を備えており、シーンに合わせて、足元や後方のスペースを調整することができる。

 コンパクトなボディのため、3列目シートは対応身長を165cm以下としており、子供や小柄な人向けとなる。そのため、フル活用できるシーンは限定されるが、必要とあれば最大7名が乗車できるのは大きな武器だ。

 もちろん、2分割式となる3列目シートは、簡単に折り畳むことができるので、5人乗り仕様+広大なラゲッジスペースとして活用することもできる。

コンパクトなボディに最大7名乗車が可能な3列シートを備える。ただし、3列目シートは対応身長が165cm以下となる
コンパクトなボディに最大7名乗車が可能な3列シートを備える。ただし、3列目シートは対応身長が165cm以下となる

次ページは : ■ロングドライブも可能とする電動パワートレーン

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