■チーフエンジニアのいちおしパーツはコレ!!
これらの「魅せるライト」だけでもかなりの満足度なのだが、チーフエンジニア苗代さんはクルマの前方に立つと表情がキリリと変わった。
「実は今回のZR-V用に開発したパーツの中で、この“フォグライト&ガーニッシュ”がイチオシなんです」と言う。
「標準車は空力性能なども鑑みて補助灯用の穴などがありません。ヘッドライトのLED化も進み、フォグライトや補助灯の使用頻度や需要が減ってきたこともあります。しかし、雪国の方をはじめとして、クルマの被視認性をも考えると、つけた時の安心感はけっこう違うと思います。そこで我々は空力性能を落とさないように工夫しながらフォグライトを装着できるように開発したんです」とのこと。
確かにZR-Vはフロントバンパーに当たった風がホイールハウス内に通り抜けて空気の流れ、タイヤの空気抵抗を減らすための構造になっている。
フォグライトをつけたことにより、その空力性能を落としてしまってはよろしくない。ライトのワクとなる黒いパーツのフチから内部の奥へと手指が入っていくほどの「道」があり、それはタイヤの前までつながっていることが確認できた。
ライト自体も小型だが充分な明るさを持っているではないか。そしてライトをつけていない時もフロントグリル、オーバーフェンダー等のクロと統一感が出ていて……要はかっこいい。
個人的にはすっきりノメッとしたバンパーよりこっちのほうが好きだ。それでいて安全にもつながるパーツなのだから、きっとつけたくなるはずだ。
そしてこのフォグライトを注文すると、「ブラックエンブレム」「フロントロアースカート」「19インチベルリナブラックホイール」「サイドロアーガーニッシュ」「ロアロアーガーニッシュ」……と外装をグルっと統一したくなるではないか。
それでいて、いかにも「ゴテゴテとハデにパーツ付けまくりました!」感がなく、大人の余裕感すらある「洗練」された雰囲気だ。に、にくい!
外装だけではなく、イルミネーション系にもいえることだが、実用性だけでなく購入したことの満足度まで考えられていることがビンビン伝わってくる。
車内に乗り込んでも11.4インチの大型ナビや、前後車内の3カメラのドラレコ、8スピーカーのオーディオシステムとワンランク上の装備が満載。
カスタムパーツというと「やんちゃ」感などが出てしまうものも多いが、これは正反対。「グラマラス&エレガント」をキーワードにデザインされたというZR-Vをセンス良く、華麗にグレードアップされていると感じた。これでヴェゼルに続き大ヒット間違いなし?を予感させるクルマだったのだ!
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