■HEVより高級感もある
面白いことに走行用電池の残量減ってハイブリッドモードになっているのに、普通のプリウスよりずっと高級感があります。袖ケ浦サーキットを80km/hで流していると、快適!
アクセル少しだけ踏むような追い越し加速も先代プリウスPHVよりシャープ&パワフル。普通のプリウスより車重あるものの、電池のアシスト量が大きいためキッチリ加速します。
3ラップ目はフルパワーを試してみた。アクセル全開すると、直後に走行用電池からモーターに電力を供給。一段目の加速が始まる。少し間を置きエンジン回転数高まり、エンジンで発電機回してモーターを駆動+エンジンから直接駆動するパワーも加わります。
欧州仕様の場合、システム最高出力が普通のエンジンなら3L級となる223psと発表されている。
0〜100km/h加速タイムはスポーツモデルに匹敵する6.7秒とな! 参考までに書いておくとGR86で6.3秒(マニュアルミッションのタイムなのでテクニックが必要です)。プリウスPHEVなら誰でもアクセル全開するだけで出せるタイムだったりする。なるほど速いです!
最高速は180km/h。電池残量減っても180km/hをキープできるというから素晴らしい!
■気持ちよく曲がれる魅惑のハンドリング
絶対的な動力性能もさることながら、ハンドリングがよかった! コンパクト化したとはいえ軽くない走行用電池を後輪に近い床下に搭載したため、低重心かつ前後の重量配分が普通のプリウスより好ましくなったのだろう。
コーナーに進入した時の挙動は変わらないけれど、ロールするや後輪にジワッと荷重かかっていく。同時に車体姿勢がイイ感じになる。
通常のコーナリング速度より少し高いと、文字どおりニュートラルステア。リアを少し沈ませた姿勢のまま、気持ちよ〜く曲がって行く。限界に近い高い横Gをかけてやれば、ホンの少しテールアウトの姿勢になり、クルマがコーナーを曲がりたがる。
やっぱりクルマは曲がらなくちゃ、です。従来型より大いに魅力を増したプリウスPHEV、納期かかると思う(笑)。
●トヨタ プリウスPHEV 主要諸元
・全長×全幅×全高:4600×1780×1430mm
・ホイールベース:2750mm
・車両重量:未発表
・パワーユニット:直4、2LDOHC+モーター
・エンジン最高出力:152ps(欧州仕様)
・モーター最高出力:163ps(欧州仕様)
・システム出力:223ps(欧州仕様)
・WLTCモード燃費:未発表
・サスペンション(F/R):ストラット/ダブルウィッシュボーン
・タイヤサイズ:195/50R19
・発売時期:2023年3月
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