補助金なしで200万円切り!?  まさかの1人乗りグレードも出る? N-VAN e:がすごくアツい理由

補助金なしで200万円切り!?   まさかの1人乗りグレードも出る? N-VAN e:がすごくアツい理由

 9月28日にホンダは2024年春に発売を予定している新型軽商用EV「N-VAN e:」をホームページで先行公開した。グレードは3種類あり2シーターの思い切った仕様もあり、それぞれの用途に合わせて選ぶことができるゾ!

文/国沢光宏、画像/HONDA

■災害時にも困らずお財布に優しい軽EV

ホンダから電気軽商用の「N-VAN e:」が公開された。ダイハツからも同様な軽EVが登場予定で日産サクラ含めこのカテゴリーアツくなってきた!
ホンダから電気軽商用の「N-VAN e:」が公開された。ダイハツからも同様な軽EVが登場予定で日産サクラ含めこのカテゴリーアツくなってきた!

 ホンダは突如来年春に発売される電気軽商用車『N-VAN e:』の情報を公開した。考えてみたら全くの新型車であり、情報出しても既存モデルへの影響全く無し。

 加えて同じ時期に登場すると言われているスズキやトヨタでも販売される”ダイハツ開発の電気軽商用車”を購入しようとしているユーザーへの牽制球にもなる。良いタイミングでのティザーだと思う。

 ちなみに私はディーラーに「正式予約を始めたら最初にオーダーします」と依頼してある。なぜN-VAN e:かといえば、八丈島という島での移動手段を考えているからだ。

 少しばかり個人的になるけれど、現役をリタイアしたら八丈島で過ごそうと思っている。当然ながら10年スパンで考えたらカーボンニュートラルの方向に向かわなければならない。クルマは電気自動車です。

 太陽光発電で作った電力でクルマを走らせれば、エネルギーは独自でカバー出来る。加えて緊急時にクルマから電力を取り出すことだって出来るため、停電で困ることもない。

 島に限らず、自宅で電力を生産出来る状況の人は、インフラに負担を掛けない電気自動車を導入するのが最も好ましいと私は思う。さらに言えば、今後値上がりが予見される電力は、自給自足でお財布にやさしい。

■グレード構成は3種類! L2グレードはまさかの2人乗りに

バリバリの商用車として用意されたL2グレード。助手席すらもない2人乗り仕様だ
バリバリの商用車として用意されたL2グレード。助手席すらもない2人乗り仕様だ

 おっとN-VAN e:でした。今回は初めてグレード体系などが判明した。大きく分けて三つ。

 大雑把に紹介すると、1)2人乗りのバリバリ商用車。2)普通に使える4人乗りの商用車。3)レジャー用としても使える商用車というラインナップ。

L2グレードはこのようにタンデムレイアウトを採用。長尺ものもこれなら楽々載せられそう!
L2グレードはこのようにタンデムレイアウトを採用。長尺ものもこれなら楽々載せられそう!

 それぞれ『L2』『L4』『FUN』となる。このうち『L2』は写真のようにタンデム配置のシートアレイアウトで荷物運搬用。

 加えてホンダも今後オンラインでの購入システムを普及させようと考えているらしく、オンライン販売専用車となる。

 多くの軽商用車ユーザーは4人乗れることを希望するだろうから『L2』でなくN-VANと同じシートレイアウトの『L4』を選ぶことになるだろう。

 ということで『L4』の装備を見ると、必要にして十分。ホンダセンシングやオートエアコン、電動格納式ミラーまど標準。

 その上の『FUN』になると完全な乗用車ユースを考えているようだ。シート地がモケットになり、LEDヘッドライトやリアシートのピロー、急速充電装置なども付く。

 このあたりはご予算に応じて決めればいいと思う。ということで気になる価格だけれど、現時点で情報を出していない。ただN-VAN e:の開発段階で「補助金無しで200万円を切る予定」としてきた。

 となれば『L2』が199万円前後かというと、そうでもなさそう。どうやら宅急便など企業向けの専用車をラインナップするようなのだ。『L2』は2人乗りなので『L1』か?

 これが200万円切りだと思う。100%私の予想なので当てにしないで頂きたいが「L2」がおおむね250万円前後、「L4」が270万円前後というところになりそうだ。おそらく装備内容合わせたらダイハツ勢と同じか?

次ページは : ■一充電走行距離は日常生活に十分な210km

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