■インテリアはシリーズ唯一の木目加飾とミッドブラウンを用意
クラウンシリーズのなかで最もこだわっているのがインテリアかもしれない。シリーズで唯一採用しているという木目パネルをはじめ、内装色はブラックとミッドブラウンの2色を用意。
運転席&助手席のシートバックにはアシストグリップが装着され、センターコンソール後方にはUSBタイプCの接続ソケットが2つ、1500Wの給電ソケットと、巨大な王冠マークの入ったエアコンの操作パネルがある。後席アームレストにはシートスライドの調整など各種操作が可能なコントローラーを設置されている。
まさに後席ファーストのショーファードリブンカーらしい仕立て。実際に身長178㎝の筆者が座ってみると、膝前空間がこぶし2つ、頭上空間がこぶし1つ入った。
後席の座り心地は抜群で、ヘッドレストはベンツSクラスにも設定されている頭が沈むこむタイプ(オプションか?)で、まさに雲上の空間といっても言い過ぎじゃないほどだった。
実際に走ってみての乗り心地はどうなのか、開発者に聞いてみたが「内外装のクオリティはもちろんですが特に乗り心地にこだわりました。最高レベルの乗り心地に仕上がっていると思います。また落ち着いた雰囲気、手に触れるところの質感を向上させていますのでぜひ味わっていただきたいと思います」。
また20インチアルミホイールを装着し、加飾をブラックで統一したパッケージオプションを用意しているということなので、楽しみだ。
クラウンセダンの発売はハイブリッドモデル、燃料電池車(FCEV)いずれも2023年11月を予定。セダン市場は氷河期を迎えているが、クラウンセダンの登場によってニッポンのセダンが復権なるか。
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