小さな高級車を打ち出したレクサスLBXが話題だが、その独創を許さんとライバルが迎撃態勢を整えている。中でも注目が大御所メルセデス・ベンツのGLA。内外装をアップデートした新型が姿を現したぞ!
文/ベストカーWeb編集部、写真/メルセデス・ベンツ
■ヘッドライトの内部構造が変化、バンパーも新デザインに!
メルセデスのSUVラインナップのボトムラインを受け持つモデルとして2014年に導入されたGLA。現行モデルは2020年にフルモデルチェンジした2代目だ。
その2代目GLAが、デビュー3年目にしてマイナーチェンジを行った。変更点だが、エクステリアの刷新とナビゲーションシステムのアップデート、ハイビームとロービームを自動的に切り替えるアダプティブハイビームアシストの標準装備化がおもなトピックだ。
まずエクステリアだが、ヘッドライトユニットの内部デザインが変わり、フロントバンパーにも新デザインが採用された。
気づきにくいがフロントグリル部分も、メルセデス・ベンツのSUVに共通のデザインが用いられている。アルミホイールは新デザインで、AMGラインパッケージを選ぶと20インチ(標準は18インチ)となる。
リアに回るとディフューザーの形状がわずかに変更された。テールライトは形状こそ変わらないが、内部の発光パターンが変更されている。ボディカラーとして「スペクトラブル―」「ローズゴールド」が加わったこともニュースである。
■現実の映像に矢印を表示する新ナビゲーションシステム
クルマに乗り込んでみると、ステアリングホイールのデザインが変更されている。
加えて地味だが有用な進化といえるのが、アダプティブクルーズコントロール(メルセデス的にはアクティブディスタンスアシスト・ディストロニック)走行時の「保舵」の判定だ。
ステアリングの回転トルクによる判定を静電センサーへと変更したので、直進時などに「ハンドルを持て」と怒られる不安がなくなった。ACCドライブのストレスが大きく減ることだろう。
「ハイ、メルセデス」で知られるMBUXだが、Sクラスなどが採用する最新のカーナビゲーションと連携された。カーナビ画面の一部に実際に走っている道が映し出され、その画像自体に矢印がオーバーレイされるから、曲がり角を間違える心配が劇的に減るだろう。
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