■3つの最新世代のディスプレイ、拡大された室内スペースとラゲッジルーム
コクピットは曲面デザインの12.6インチの自立型クラスターと10.9インチのセンターディスプレイを含む、最大3つの最新世代のディスプレイが取り付けられているのが特徴。さらにポルシェドライバーエクスペリエンスには初めて、AR(拡張現実)技術によるヘッドアップディスプレイが装備されたのもポイント。
新世代のインフォテインメントシステムは、アンドロイドオートモーティブOSをベースに、ポルシェコミュニケーションマネジメント(PCM)は、コンピューティング性能を新たなレベルに引き上げている。
″Hey Porsche”音声アシスタントは、充電ステーションを含むルートを瞬時に提案。新しいポルシェアプリセンターでは、サードパーティプロバイダーの人気アプリに直接アクセスし、マカンに直接インストールすることができるという。
運転席と助手席は先代よりも28mm低く、後部座席も15mm低くなり、足元スペースが増加。ラゲッジ容量についても先代から127L拡大し、カーゴモードは540Lを誇る。リアシートの背もたれを完全に倒すと、最大1348Lに達する。なお、フロントボンネットの下には容量84Lのセカンドラゲッジコンパートメントがある。
■リアアクスルステアリングと2バルブダンパーも備える
ポルシェは、ポルシェの真髄であるドライビングダイナミクスとステアリングフィールに焦点を当ててマカンを開発。マカン4とマカンターボはいずれも4WDで、2つの電気モーターは、パワーエレクトロニクスを介してほぼリアルタイムに制御される。
電子制御ポルシェトラクションマネージメント(ePTM)は、これまでの4WDシステムの約5倍の速さで作動し、10ミリ秒以内にスリップに対応することができるという。
エアサスペンション仕様車(ターボに標準装備)には、ポルシェアクティブサスペンションマネジメント(PASM)電子制御ダンピングコントロールが装備され、オプションでスチールスプリングサスペンションとの組み合わせも可能。PASMには、2バルブダンパーも装備され、より広範なダンパーマップにより、快適性とパフォーマンスの間の範囲がさらに広がった。
またマカンでは初めて、最大操舵角5度のリアアクスルステアリングがオプションとして用意されているのもトピックスの1つ。市街地走行や駐車時に11.1mというコンパクトな回転径を実現すると同時に、定評ある正確なフロントアクスルステアリングによって、高速走行時の卓越した走行安定性を実現したという。
日本国内における新型マカンの予約受注開始日および価格、仕様等はまだ発表されていないが、おそらく数カ月以内には吉報が届くだろう。
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