【ジムニー、タントなど14者14様!?】もしも世界に軽しかなかったら?

■これに乗る! ホンダ N-WGN(清水草一)

●走りと居住性とデザインで、N-WGNのターボ

 この世に軽自動車しかなかったら、カーマニアはどれを選ぶべきか……。それも1台しか所有できないという前提で……。

 う~~~~~~ん。

 カーマニアが1台ですべてこなすとなると、走りと居住性とデザインのバランスがよくないとイカン。居住性とデザインだけならムーヴキャンバスでキマリなんだけど、足がフワフワすぎてちょっと走りがキツイ。よってこれは次点。

 本命は……。

 まだ乗ってないけど、N-WGNのFFターボでしょうか。

清水さんが選出したN-WGN。デザイン、いい!

 なにせデザインがウルトラ原点っぽい。これ以上シンプルにできないだろって感じで、それでいてカジュアルで愛せる気がする。

 カーマニアとして、自動車の原点回帰であります。色即是空。ボディカラーは、ガーデングリーンメタと、白の2トーンかな。

 N-WGN、走りはとってもいいらしいし、居住性も当然合格。全高も高すぎないので重心はそれなりに低いでしょう。ターボなら加速も問題なし。自動ブレーキ系も大丈夫だ。すべてを兼ね備えている!

●次点:ダイハツ ムーヴキャンバス

■これに乗る! スズキ ジムニー(片岡英明)

●道を選ばないジムニー。これがあれば鬼に金棒

 軽自動車の名車といえばスズキのジムニーだろう。間もなく誕生から50年になるが、その間に3度のモデルチェンジしかしていない。

 これは基本性能が高く、主張がブレていないことの証だ。軽自動車しか選択肢がないなら、最新の4代目ジムニーを選ぶ。

強靭なラダーフレーム、4輪リジッドアクスルのサスペンションというジムニー。片岡さんはこれ!

 ジムニーは世界最小の本格派クロスカントリー4WDで、今も強靭なラダーフレームと4輪リジッドアクスルのサスペンションにこだわり続けている。

 また、2WDと4H/4L切り替え式の副変速機を備えたパートタイム4WDだから、踏破性能は軟派なクロスオーバーSUVを相手にしない。

 地震や台風など、災害時でも高い機動力を発揮するのがジムニーの強みである。

 最新モデルはパワフルな3気筒ターボエンジンを積み、脱出性能を高めるための電子制御ブレーキLSDトラコンや横滑り防止装置、ヒルディセントコントロールなども装備する。鬼に金棒の軽自動車がジムニーだ。

 次点としての1台は、趣味性の強い360ccの軽自動車から選びたい。長く付き合え、楽しいのは名車の誉れ高いスバル360である。

●次点:スバル360

■これに乗る! スズキ アルトワークス(岡本幸一郎)

●実用性あり、走りも極める。アルトワークスで決まり

 旧い中古もアリなら、カプチーノだ。デザインも好みだし、乗って本当に楽しかった記憶がある。

 F6A型エンジンはちょっとイジっただけでグーンとパワフルになるし、このサイズでFRというのがイイ! 以前リフトアップして下を覗いた時、軽なのにここまでやるかと唸るほどシャシーがしっかり作り込まれているのを目にして驚いた。

 ハンドリングの楽しさも、その甲斐あってのものに違いない。相場はけっこう高めだけど、今ならまだ買えないことはない!

 ……とはいうものの、家族を乗せることも考えないといけない僕の現実を考えると、やっぱり実用性がないとキビシイ……それでも走りの楽しさはゆずりたくない。

 そこでがぜん気になるのがアルトワークスだ。次点というか実質的にはコチラが本命になりそうだけど、実用性もあり、走りも極めたクルマ。充分に速くて、乗っていて楽しい! 乗り心地は硬めだけど、家族には慣れてもらおう。本当はMTを選びたいところだけど、妻も乗ることを考えるとAGSだな。

総合面で岡本さんが選んだアルトワークス

●次点:スズキ カプチーノ

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