光岡自動車 内定式まで超個性的!! 日本で10番目の自動車メーカーが次の50年へ!

■海外からも注目! ミツオカだからできたクルマが熱い!!

「BUBU501」「BUBU505」「ラ・セード」「オロチ(大蛇)」など、光岡自動車(以下ミツオカ)が世に送り出してきた個性的なクルマは数知れず。その存在感は独特なものがあり、ひと目見ればミツオカのクルマだとわかるほどだ。

 現在、ミツオカの乗用車ラインナップは、「ビュート(美遊人 )」「ビュート なでしこ」「ヒミコ(卑弥呼)」「リューギ(流儀)」「リューギ ワゴン」「ガリュー(我流)」の6モデル。このほかに、霊柩車「アルファード フュージョン」や電気自動車「Like-T3」など、個性的なモデルを揃えている。

ファッションスーパーカーというカテゴリーを生み出した「オロチ」。ホンダ NSXをベースとしたモデルは2001年の東京モーターショーで初お目見え。観客を度肝を抜き、その後2006年に市販化された
ミツオカの霊柩車シリーズの1台「アルファード フュージョン」は現在までに50台を販売。ミツオカは全18モデルも霊柩車をラインナップしている

 50周年記念車「ロックスター」も限定200台で発売されたが、2カ月あまりで完売となる人気ぶりだった。追加生産の予定はないということで、権利を手に入れた方は、ぜひ大切に乗っていただきたい。

 そんなミツオカのラインナップのなかで最も売れているのが、日産マイクラをベースに作られている「ビュート」で、現行型は2012年の登場から累計1620台を販売。2位は同じくビュートの派生車「ビュート なでしこ」(2015年発売)で累計450台、3位がカローラアクシオ/フィールダーをベースとした「ビュート」(2014年発売)で累計350台となっている。

 国内大手の自動車メーカーの販売台数と比較すると、数字が小さく、一見すると少なく感じる読者もいるだろうが、1台1台すべて丁寧に手作業で仕上げるスタイルのミツオカには、これが生産能力の上限なのだ。

現在一番人気の「ビュート」。マイクラをベースにしていて、トランクスペースが延長されている

 ミツオカは現在、マカオ、マレーシア、バングラディッシュ、UK(イギリス、アイルランド)、モナコの5カ所に海外販売拠点を持つ。なかでも2015年に「ヒミコ」(2018年時点で現地価格は約872万円。2019年12月時点で日本で一番高いグレードは618万5740円)を投入して進出したUKの市場は、自動車先進国としての長い歴史を持ち、オールドカーへの理解も深く、以前からビュートが相当数並行輸入されるなど人気があった。

 新たな若い力を加えて次の50年に挑むミツオカだが、これまでと変わらず、大量生産に走らず、昔ながらの職人気質を守り、独創的なクルマを生み出し続けることだろう。

【画像ギャラリー】ミツオカしか作れない! 創業から現在までの個性的すぎるモデルをピックアップ!!

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