ジムニーノマドの受注再開は2026年夏!? 増産と受注再開の時期を探る!! さほど高くならないので転売ヤーが狙っても意味なしか!?

5万台のうち、5000台が転売目的! 1人1台の販売!

メーカーのスズキは転売防止対策を徹底しているようだ
メーカーのスズキは転売防止対策を徹底しているようだ

 3月初旬、ジムニーノマドが転売の標的になっているのをスズキが見かねて転売対策をしていると新聞報道があった。それによると同一名義同一住所の複数台発注の場合には、スズキが受注内容を精査したうえで、発注のキャンセルを促すという。受注約5万台のうち、1割にあたる5000台が転売目的である可能性があるとのことだった。

 この報道を受けて首都圏のスズキの販売店に聞いてみたが、都道府県をまたいでの複数台注文も行った人も多かったらしく、過去に転売目的でジムニーやジムニーシエラを早期に売却した人は強制キャンセルになっているという。またオプション選択がまったくない場合も転売目的が疑われる場合もあるという。

 もともとジムニーノマドの発注に際しては、転売しない趣旨の誓約書にサインすることが必要で、「オプションを選択しないとメーカーから転売ヤーと思われるので選んでくださいと言われた」という証言も多く寄せられている。

後席を倒すとフルフラットにはならないがディーラーオプションで設定されているラゲッジボックスを装着するとフルフラットになる
後席を倒すとフルフラットにはならないがディーラーオプションで設定されているラゲッジボックスを装着するとフルフラットになる

 アルファード&ヴェルファイアやランクル250などでは、1年間の転売禁止の誓約書に加え、抽選販売または残クレ、下取り車、コーティング、メンテナンスパックなどを抱き合わせ販売をしているトヨタディーラーほどの縛りはないものの、スズキの日本向け増産と転売対策はメーカーとしての良心を感じる。

 大手中古車検索サイトを見ると、1年間の転売禁止の誓約書があるにもかかわらず、2025年式、走行2桁の「即出し車(納車してすぐに買取店に売ったりオークションに出品)」が多いアルファード(30台以上)&ヴェルファイア(10台以上)が販売されている現状。

 ジムニーノマドは、受注5万台、月販1200台で納期は3年5カ月だが、報道された内容を照らしあわせ、転売対策の5000台を引くと4万5000台、増産された月産2500台で割ると納期は1年5カ月となる! 

 ジムニーノマドの価格はMTが265万1000円、ATが275万円。諸費用は20万円弱だからオプションなしでも約300万円、フロアマット、ナビ(7インチ)、セットアップ込みETC車載器を入れると乗り出し価格は330万円ほどになる。

 アルファード&ヴェルファイア、ランクル250のように高額車でもないし、パキスタンやマレーシアなど輸出向けが狙えるクルマでもないので、プレ値はそれほど高騰せず転売ヤーが狙うクルマではない気もするが、さすがにこれはどうなるのかわからない。

 いずれにしても、本当に欲しい人のもとへ届くように、転売ヤーをなくすためにもジムニーノマドもなるべく早い時期に増産体制を整えてほしい。

【画像ギャラリー】5ドアのジムニーノマドと3ドアのジムニーシエラとは何が違う? 写真でチェック!!!(4枚)画像ギャラリー

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