現行モデルの日産ノートは2012年9月にデビュー。2016年11月にe-POWERを追加されてからその伸張ぶりはすさまじく、2018年の登録車新車販売台は1位を獲得した。
しかし、発売から約7年が過ぎ、新型ヤリスや新型フィットがフルモデルチェンジするという情報が聞こえ始めた2019年下半期から販売が伸び悩んでおり、ついに2019年の登録車新車販売台数は11万8472台となり、7115台差で、2位に陥落し、プリウスが12万5587台で1位を獲得した。
そんななか、新型ノートに関するスクープ情報を入手した。なんとコンパクトカーながら、リアドアをスライドドアにするというのだ。
はたして、新型ノートはどんなクルマになるのだろうか? 新型ノートの今わかっているすべてを解説していこう。
文・写真・CGイラスト/ベストカー編集部
初出/ベストカー2020年1月26日号
【画像ギャラリー】現行ノートの2019年暦年販売台数と詳細写真
ワンペダルのe-POWERで登録車NO.1に!
現行E12型ノートがデビューしたのは2012年7月なので、すでに7年半が経過している。ノート最大の転機は2016年11月に実施されたマイナーチェンジに際してe-POWER搭載モデルが登場したことだ。
今さら説明は不要かもしれないが、e-POWERは1.2Lガソリンエンジンを発電専用に使用し、実際の駆動力は電気モーターとする、システム的にはシリーズハイブリッド方式。
加速に伴いエンジンは回転を上げるが、それはモーターに供給する発電量を大きくするためで、アクセル操作に対するレスポンスやシームレスな加速感など走行感覚はピュアEVとなんら変わらない。
このe-POWERが起爆剤となって、ノートはデビュー4年以上を経過したマイチェンにもかかわらず、2018年には暦年販売台数でトップを記録するなど大ヒット。それだけにフルモデルチェンジの時期を当初の計画よりも大幅に後にずらすこととなった。
新型ノートはコンパクトカーながら両側スライドドアを採用
さて、そんな新型ノートだが、コンパクトカーながらリアドアをスライド式とした新ボディを採用。その新型ノートのエクステリア情報を今回入手した。
これに合わせてプラットフォームも新規開発され、古さを隠せなくなってきたシャシー性能は一気に生まれ変わることとなる。
新型ヤリスやフィットに対抗するには、e-POWER以上の飛び道具が必要と判断したようで、セールスポイントは、リアシートへの乗降性を高めていること。
スライドドアの採用により、開口部が広くなるだけでなく、サイドシルの高さも低くすることができ、超高齢者社会の今、バリアフリーという点でも大きな魅力となるはずだ。
ただ、すべてのモデルが3列7人乗りになるというわけではなく、ルーミー&タンク&トールのような2列5人乗り仕様があって、3列7人乗りが加わるという。
ボディサイズは全長4100×全幅1695×全高1500mmと予想。現行ノートが全長4100×全幅1695×全高1520mmだから、基本的にサイズはほぼ同じと見ていいだろう。
エクステリアデザインは最新の日産デザインを色濃く反映したワンモーションフォルムを採用しながら、スライドドアとの融合をはかる。
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