新型ノート キックス…さらなる新車も今年登場!! 日産&三菱 2020年の大攻勢

【9月登場予定!】人気のe-POWERをさらに強化 日産 ノート

 現行E12型ノートがデビューしたのは2012年7月なので、すでに7年半が経過している。ノート最大の転機は2016年11月に実施されたマイナーチェンジに際してe-POWER搭載モデルが登場したことだ。

 今さら説明は不要かもしれないが、e-POWERは1.2Lガソリンエンジンを発電専用に使用し、実際の駆動力は電気モーターとする、システム的にはシリーズハイブリッド方式。

e-POWER搭載による起死回生の大ヒットにより、次期型ノートの投入時期は当初の計画よりも2~3年程度後送りとなったという。満を持して投入される新型の特徴は、要望の多かったスライドドアを採用するということだ(画像はベストカーによる予想CG)

 加速に伴いエンジンは回転を上げるが、それはモーターに供給する発電量を大きくするためで、アクセル操作に対するレスポンスやシームレスな加速感など走行感覚はピュアEVとなんら変わらない。

 このe-POWERが起爆剤となってノートはデビュー4年以上を経過したマイチェンにもかかわらず、2018年には暦年販売台数でトップを記録するなど大ヒット。それだけにフルモデルチェンジの時期を当初の計画よりも大幅に後にずらすこととなった。

 さてそんなノートの次期型だが、既報のとおりコンパクトカーながらリアドアをスライド式とした新ボディを採用。これに合わせてプラットフォームも新規開発され、古さを隠せなくなってきたシャシー性能は一気に生まれ変わることとなる。

 エクステリアデザインは最新の日産デザインを色濃く反映したワンモーションフォルムを採用しながら、スライドドアとの融合をはかる。

 搭載されるパワーユニットは現行型で80%程度の販売比率を占めるe-POWERがメインとなる。直列3気筒、1.2Lエンジン+112ps/26.2kgmモーターという基本スペックに変更はないが、より効率がアップし、実燃費は向上する。

e-POWERのカット写真。次世代型への期待も高まる

■日産 新型ノート 予想スペック
・全長×全幅×全高:4100mm×1695mm×1500mm
・ホイールベース:2600mm
・車両重量:1240kg
・エンジン:直列3気筒DOHC、1198cc
・最高出力:79ps/5400rpm
・最大トルク:10.5kgm/3600-5200rpm
・モーター出力:150ps/35.0kgm
・予想価格:200万~250万円

【10月登場予定!】現行型と同じく前後2モーター搭載のS-AWC採用! 三菱 アウトランダーPHEV

 三菱クロスオーバーSUVの旗艦モデルともいえるのがPHEVをラインナップするアウトランダー。そのアウトランダーPHEVがいよいよ第2世代モデルに切り替わることになる。

2019年春のジュネーブショーで出展されたコンセプトカー、エンゲル・ベルク・ツアラーが新型アウトランダーPHEVのベースとなる。このモデルもツインモーターの4WD仕様になっていた。新型は日産の次期型エクストレイルとプラットフォームを共有し、PHEV以外にも2Lや2.4Lのコンベンショナルなガソリンエンジン搭載車も発売される(画像はベストカーによる予想CG)

 この新型からアウトランダーは日産の新型エクストレイルと共用するプラットフォームを採用。とはいえ、当然ながらそのパワートレーンは三菱独自のものであり、現行型をベースとする前後2モーターによるS-AWCによるPHEV車に。

 そして、注目はそのエクステリアデザイン。大幅改良でデリカD:5に採用された新しいダイナミックシールドデザインによるフロントマスクで迫力を増す。そのベースは2019年のジュネーブショーで出展された「エンゲル・ベルク・ツアラー」だ。

新型のパワートレーンには現行型と同じPHEVで2モーター方式のS-AWCを採用する予定だ

■三菱 新型アウトランダーPHEV 予想スペック
・全長×全幅×全高:4700mm×1810mm×1730mm
・ホイールベース:2700mm
・車両重量:1900kg
・エンジン:直列4気筒DOHC2.4L+モーター
・最高出力:130ps/4500rpm
・最大トルク:20.3kgm/4200rpm
・モーター出力:前82ps+後95ps
・予想価格:530万円

次ページは : 【12月登場予定!】新開発のEV専用プラットフォーム採用!! 日産・三菱 新型 軽EV

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