「攻めのヤリス」か「癒しのフィット」か? 仁義なきデザイン対決!!


日本ではどっちが売れる?

 インテリアデザインも、エクステリアのイメージそのままに、ヤリスはエモーショナルでややビジー、フィットは落ち着いていて適度にオシャレ。居住空間の広さは前述のとおりフィットの圧勝だが、ヤリスはそこでは勝負していない。

エクステリア同様にエモーショナルなインテリアデザインを採用する新型ヤリス。ドアの内張のデザインも凝っている
実用重視、質実剛健を地で行くのが新型フィットのインテリアデザイン。インテリアカラーは5タイプそれぞれで差別化されている

 では、総合的にはどっちのデザインが上なのか?

 デザインは機能の一部であることを考えると、必要以上にアグレッシブなヤリスよりも、フィットのほうが本質面でまさっている。

 ただ、新型ヤリスのデザインの狙いは機能を超えた攻めのイメージ作りにある。GRヤリスの攻めに攻めたクルマ作りを見ると、狙いの本丸はここにあるんだなと納得させられる。

 いっぽうのフィットは、日本国内ではともかく、新興国では平凡で刺激が足りないとなるかもしれない。

新型ヤリスはアグレッシブかつチャレンジングなデザインアプローチをしているが、これは4WDターボのGRヤリスありきであることに納得

侮れないトヨタの販売力

 では、新型ヤリスと新型フィット、国内ではどっちが売れそうか?

 素直に考えれば、居住性で断然まさるフィットが勝って当然。新型ヤリスの実物を見た時、個人的には「これはヤリスギだ!」と思った。

 が、トヨタの販売力は、その程度のハンデをものともしなかったりする。アクア対フィット(3代目)の戦いも、居住空間ではフィットの圧勝だったが、販売はアクアが大きく上回った。

 つまり国内での売れ行きは、順当ならいい勝負。ヘタすると攻めのヤリスが勝ってしまうかもしれない。トヨタにはアクアもいるんだけどねぇ。

★     ★     ★

 最後に個人的な好みですが、シンプルなフィット支持です。買うならバリエーションは「NESS」の2トーン。ルーフとリアピラーがライムグリーン、ボディカラーは白やシルバー、黒という組み合わせがメインだが、センスを感じます。

 インテリアにもライムグリーンが差し色で使われていてオシャレさん!

写真はライムのアクセントカラーを纏ったNESS。ホワイト、ホワイトパール、シルバー、グレー、ブラックの5色に組み合わせが可能となっている

【画像ギャラリー】日本のコンパクトカーのツートップ、ヤリスとフィットの進化の系譜