日本のSUVブームの火付け役であるトヨタハリアーはモデル末期ながら好調に販売をマークし続けているが、そのハリアーもフルモデルチェンジが目前に迫っている。
ベストカーWebでは、既報のとおり新型ハリアーが5月下旬にも登場するとお伝えしたが、遠藤徹氏の取材により、ついにそのデビュー日が明らかとなった。
今回は新型ハリアーについてさらに詳しい最新情報をお届けする。
文:遠藤徹/写真:TOYOTA、平野学、ベストカー編集部、MAZDA、HONDA
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新型は未来志向のデザインを採用!!
ハリアーは6月17日にフルモデルチェンジし発表、発売することが確定した。これまではトヨペット店の専売車種だったが、今年5月からは全国規模でトヨタブランド車は全系列店併売になるため、新型ハリアーはその第1弾となる。
現在、トヨペット店を中心に社内資料としてデジタルデータの第1弾車両情報が流され始めているところである。
(※編集部注/当初、上記記事は「ウェブサイト」という表記でしたが、第1弾情報として流され始めているのは、販売店の社内閲覧用タブレットに送信されているデジタルデータのことであり、「Web Site」のことではなかったため、訂正いたしました。申し訳ありませんでした)
次期型のアウトラインはキープコンセプトのエクステリアデザインで世代交代しクオリティアップ、走行性向上、最新の「トヨタセーフティセンス」の標準装備によるさらなる安全対策強化などが図られる。
プラットフォームは当然のことながら、次世代のトヨタのクルマ作りの考え方である「TNGA」を採用し仕立てる。
エクステリアデザインは販売店に提示されているサイトではカムフラージュされたスケッチのみで明らかになっていない。ただ現行のオーソドックスなソフトなボディラインよりもやや直線を強めたワイルド感のあるSUVシェルを強調した仕立てを想わせる。
フロントマスクは横長のグリルと片側3連ヘッドランプをクリアガラスに埋め込んだ意匠はどことなく未来志向の新型ハリアーであることを感じさせる。
大型化するが取り回し性に優れる
ボディサイズは全長4740mm、全幅1855mm、全高1660mmであり、現行の4725×1835×1690mmに比べると、それぞれプラス15mm、プラス20mm、マイナス30mmであるから、ワイドアンドローのスタイリッシュ系に振っているボディシェイプといえる。
ホイールベースは2690mmで30mm延長、トレッドは前1605mm、後1625mmであるから、それぞれ45mm、55mm拡大しているので、走行安定性はかなり向上させたレイアウトであると予想できる。
最低地上高は195mmで現行モデルよりも5mm引き上げることでRAV4並みの悪路走破性を実現する。
最小回転半径は5.5mで現行モデルよりも30~40mm短縮し全長を伸ばしながらフロントのオーバーハングを短縮することで取り回しのよさを実現している。
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