■まさかの「焼きペヤングメーカー」
●焼いて食べるペヤングが想定外の2万台以上出荷!
企画担当の個人的意見ながら、まずいお店の焼きそばよりうまいと思うのが「ペヤングソース焼きそば」。言わずと知れたカップ焼きそば界のキングだが、“焼きそばなのに焼かないじゃないか”とツッコミたくなる時も。
それに対応したわけではないのだろうが、「焼きペヤングメーカー」というホットプレートをライソンという会社が売り出し(ペヤング製造元のまるか食品ではない)、昨年8カ月で2万台以上売れたヒット商品に!
お湯で戻した麺をホットプレート上で焼くというもので、お好みでキャベツを入れるのもよし。「3000台売れればいいかな」というライソンの見込みを市場は覆したというわけだ。
焼そばUFOを焼いたらダメなのか、お好み焼きは作れないのか……など疑問も湧くが(笑)、ニッチから生まれたヒットに拍手!
■スシローでタピオカ オツです
●寿司店なのに寿司よりタピオカドリンクが超人気!?
飲食関係の売れ売れが続くが、まだいきます。低価格回転寿司チェーンの大手「スシロー」。昨年、本場台湾の企業とコラボ開発したタピオカドリンクを販売したところ、全国531店、3カ月で175万杯以上も売れるというメガヒットに! 予想を超えた人気ゆえ、一時販売休止という事態も。
税別で280円だから、100円の寿司を約3皿食べられるのにこの売れゆき。まさに「主役(寿司)を食った」というタピオカ。都市部以外ではタピオカを飲める機会が少ないという背景もあり、売れ売れになったわけね。
■ワークマン絶好調!!!
●市場を虜にした“職人向け”店舗の鮮やかな転身!!!
沈みがちなアパレル業界で、昨年から絶好調なのが「ワークマン」。作業服から“ポストユニクロ”へ鮮やかな転身を図ったことが大成功。
具体的には、職人向けの従来の店舗「ワークマン」に置いてある、一般ウケしそうなカジュアルアウトドア系の服を「ワークマンプラス」という新業態の数店の店舗へ置いたところ、「質がいいのになぜ激安なの!」と瞬く間にお客の心をつかみ、その波及効果で従来の「ワークマン」にもお客が殺到。それまで近寄らなかった女性たちも入店し、“ワークマン女子”という言葉までも誕生しちゃった。
現在、2つの業態合計で全国848店あり、店舗数がユニクロを抜き去り、売上高は11カ月連続で2桁増! と物凄い状態に。計算されつくした戦略の先には大成功がある。見習いたいです。
【番外コラム】逆に……残念ながら意外と売れていない&ハズしちゃったトホホなものたち
日本車でいうと、大注目されたわりには販売が伸び悩むMAZDA3。2タイプ合計でも1月販売は約1400台。価格、高いのかな……。同じく昨年登場のカローラセダンも約1500台。かつての国民車。日本でのカローラの役割は終わったということ? 世界で売れているからいい……のかな。
さて、“キラキラ映画”と呼ばれる日本の恋愛映画。2017年「君の膵臓を食べたい」(興収35.2億円)など大ヒット作が多かったが、昨年から潮目が変わった。「うちの執事が言うことには」などは興収約6億円と惨敗。ジャニーズを主演においてもアカンですね。
映画といえば今年の正月映画の年末~年始の興収。話題の「スターウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」は約53億円。いいじゃないと思うが、「アナと雪の女王2」は約113億円、「スターウォーズ」、意外とトホホな結果かもね。
2017年、名古屋市に誕生の「レゴランド・ジャパン」。最近、休日は混んでるけど平日はガラガラらしい。大丈夫か。年間入場者目標は200万人だが、入場者数は非公表。なぜでしょう? ファストファッションの「GAP」(写真)、こちらも売り上げが厳しいという。ユニクロやGUに対抗できていないんです。
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