先進的なインテリア
コクピットはRAV4や新型ハリアーなどと共通するイメージのデザインで、シフトレバーはインパネシフトではなく、ブリッジ・コンソールを呼ばれる大型センターコンソールのなかに設置されたフロアシフトが特徴。
ハイブリッドのシステムインジケーターを表示する7インチのデジタルメーターやAndroid Auto/Apple CarPlay対応の9インチのタッチ式ナビゲーションを装備。
最上位グレードには10インチのヘッドアップディスプレイとアラウンドビューモニターも採用されているなど先進装備を満載している。
プレミアムな機能としてはキックオープン/クローズ機能を備えたスライドサイドドアやリアゲートのほか、2列目シートのロングスライド機能や冷蔵庫、デジタルバックミラー、10インチカラーヘッドアップディスプレイ、12スピーカーJBLプレミアムオーディオシステムなどの装備を採用。
また、アウトドアやキャンプに向けたアクセサリーとして、キャリアやクロスバー、自転車ラック、120V ACコンセントを備えた1500Wインバーターなどをオプションで用意する。
新型シエナは2021年モデルとして今夏以降に発売予定。エスティマが生産終了となった今、日本でも発売するのかと期待は高まるが、残念ながら北米市場メインで開発された大型ミニバンのため、日本市場に導入される可能性はゼロに近い。
新型ハリアーの北米版「新型ヴェンザ」
シエナと同時に発表された新型ヴェンザは、6月17日に発売される新型ハリアーの北米版で、ほぼ日本のハリアーと共通だ。
パワートレインは、新型シエナと共通の2.5L、直4+2モーター(四輪駆動は3モーター)を搭載し、システム最大出力は219hpを発生する。
4WD車の後輪にはトランスファーケースとドライブシャフトを使用する代わりに独立した電気モーターを使用し、必要に応じて後輪に動力を供給する。
前後輪のトルク配分はフロント100:リア0からフロント20:リア80まで路面条件によって可変する。
また、ナビゲーションシステムを用いて運転習慣を分析し、道路や交通状況を記憶してリチウムイオンバッテリーへの充電を最適化、効率的なドライブが可能になるPED(Predictive Efficient Drive)と呼ばれる機能を搭載した。
このPEDは、例えば下り坂に近づいた際に、エンジンブレーキ力を加え、ドライバーがアクセルペダルを放した後にハイブリッドバッテリーをより効率的に充電するといったことが可能になるという。
装備面では9つのJBLスピーカーを備えた12.3インチのタッチスクリーンディスプレイ、7インチのマルチインフォメーションディスプレイ、デジタルバックミラー、10インチのカラーヘッドアップディスプレイなどをグレード別に用意している。
新型ヴェンザの発売は今夏から。3代目ハリアーは日本専売車だったが、4代目となる新型ヴェンザは世界で販売されるグローバルモデルになる。きっと日本だけでなくアメリカや世界でも大ヒットするだろう。
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