新型シエナ日本導入熱望!! 10年ぶりに発表した巨大ミニバンのゴツい実力

先進的なインテリア

左右席を分断するブリッジ・コンソールと呼ばれるセンターコンソールにはシフトレバーやカップホルダー、ワイヤレス充電、小物入れなども装備。ブリッジ・コンソールはドライバーの肘を置けるなど人間工学的にも考えられている<br>
左右席を分断するブリッジ・コンソールと呼ばれるセンターコンソールにはシフトレバーやカップホルダー、ワイヤレス充電、小物入れなども装備。ブリッジ・コンソールはドライバーの肘を置けるなど人間工学的にも考えられている

 コクピットはRAV4や新型ハリアーなどと共通するイメージのデザインで、シフトレバーはインパネシフトではなく、ブリッジ・コンソールを呼ばれる大型センターコンソールのなかに設置されたフロアシフトが特徴。

 ハイブリッドのシステムインジケーターを表示する7インチのデジタルメーターやAndroid Auto/Apple CarPlay対応の9インチのタッチ式ナビゲーションを装備。

 最上位グレードには10インチのヘッドアップディスプレイとアラウンドビューモニターも採用されているなど先進装備を満載している。

 プレミアムな機能としてはキックオープン/クローズ機能を備えたスライドサイドドアやリアゲートのほか、2列目シートのロングスライド機能や冷蔵庫、デジタルバックミラー、10インチカラーヘッドアップディスプレイ、12スピーカーJBLプレミアムオーディオシステムなどの装備を採用。

 また、アウトドアやキャンプに向けたアクセサリーとして、キャリアやクロスバー、自転車ラック、120V ACコンセントを備えた1500Wインバーターなどをオプションで用意する。

 新型シエナは2021年モデルとして今夏以降に発売予定。エスティマが生産終了となった今、日本でも発売するのかと期待は高まるが、残念ながら北米市場メインで開発された大型ミニバンのため、日本市場に導入される可能性はゼロに近い。

7人乗りと8人乗りを用意。7人乗り仕様に用意される2列目キャプテンシートに用意されるスーパーロングスライド機構は635mmを誇る
7人乗りと8人乗りを用意。7人乗り仕様に用意される2列目キャプテンシートに用意されるスーパーロングスライド機構は635mmを誇る

新型ハリアーの北米版「新型ヴェンザ」

日本名ハリアーの北米版がヴェンザ。スタイルは共通だ
日本名ハリアーの北米版がヴェンザ。スタイルは共通だ

 シエナと同時に発表された新型ヴェンザは、6月17日に発売される新型ハリアーの北米版で、ほぼ日本のハリアーと共通だ。

 パワートレインは、新型シエナと共通の2.5L、直4+2モーター(四輪駆動は3モーター)を搭載し、システム最大出力は219hpを発生する。

 4WD車の後輪にはトランスファーケースとドライブシャフトを使用する代わりに独立した電気モーターを使用し、必要に応じて後輪に動力を供給する。

 前後輪のトルク配分はフロント100:リア0からフロント20:リア80まで路面条件によって可変する。

 また、ナビゲーションシステムを用いて運転習慣を分析し、道路や交通状況を記憶してリチウムイオンバッテリーへの充電を最適化、効率的なドライブが可能になるPED(Predictive Efficient Drive)と呼ばれる機能を搭載した。

 このPEDは、例えば下り坂に近づいた際に、エンジンブレーキ力を加え、ドライバーがアクセルペダルを放した後にハイブリッドバッテリーをより効率的に充電するといったことが可能になるという。  

 装備面では9つのJBLスピーカーを備えた12.3インチのタッチスクリーンディスプレイ、7インチのマルチインフォメーションディスプレイ、デジタルバックミラー、10インチのカラーヘッドアップディスプレイなどをグレード別に用意している。

 新型ヴェンザの発売は今夏から。3代目ハリアーは日本専売車だったが、4代目となる新型ヴェンザは世界で販売されるグローバルモデルになる。きっと日本だけでなくアメリカや世界でも大ヒットするだろう。

新型ハリアーはひと足早く6月17日に発売され、新型ヴェンザは北米市場で今夏に発売される
新型ハリアーはひと足早く6月17日に発売され、新型ヴェンザは北米市場で今夏に発売される

【画像ギャラリー】エスティマなき今、日本でも販売してほしい「新型シエナ」を写真でチェック!!

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