85万円の補助金込みならHEVとわずか1万6800円差!! 2026年型クラウンスポーツに“手頃なPHEV”登場

85万円の補助金込みならHEVとわずか1万6800円差!! 2026年型クラウンスポーツに“手頃なPHEV”登場

 クラウンシリーズ随一のスポーティ派、クラウンスポーツが2026年9月に商品改良を実施した。目玉はPHEVのスポーツZ追加だが、HEVも第5世代ハイブリッドへ刷新。85万円のCEV補助金を加味すれば、PHEVとHEVの価格差がほぼ消える点にも注目だ!

文:ベストカーWeb編集部/写真:トヨタ

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補助金を差し引くとHEVとの価格差はわずか1万6800円!!

今まではPHEVモデルを選ぶにはスポーツRSしかなかったが、今回スポーツZが追加されたことで手が届きやすくなった。
今まではPHEVモデルを選ぶにはスポーツRSしかなかったが、今回スポーツZが追加されたことで手が届きやすくなった。

 トヨタは2026年9月3日、クラウンスポーツの商品改良を発表した。発売は同年9月21日。最大のニュースは、2.5Lプラグインハイブリッド車にスポーツZが加わったことだ。

 これまでクラウンスポーツのPHEVは、走りに特化したスポーツRSだけだった。そのためPHEVが欲しければ765万円のRSを選ぶしかなかったが、新型では692万7800円のスポーツZが登場。改良後の777万7000円となったRSより84万9200円安く、PHEVへの入口が大きく広がった。

 しかもPHEVシステムの実力はRSと変わらない。2.5Lエンジンと前後モーターを組み合わせ、システム最高出力は306ps。満充電からのEV走行換算距離も90kmで、近距離の通勤や買い物ならエンジンを始動させずに済ませられる可能性が高い。

 さらに注目したいのが、同じスポーツZ同士の価格差である。HEVは606万1000円、PHEVは692万7800円だから、カタログ価格ではPHEVが86万6800円高い。

 ところが、PHEVに現在のCEV補助金85万円が交付されると仮定すれば、補助額を差し引いた実質負担額は607万7800円。HEVとの価格差は、なんとわずか1万6800円まで縮まるのだ。

 これなら自宅などに充電環境がある人にとって、PHEVはかなり有力な選択肢となる。約210kg重くなる一方、67ps高い306psのシステム出力、90kmのEV走行、普通・急速充電、V2Hへの対応などが手に入るからだ。

 PHEVのスポーツZは前後に18インチの大径ブレーキディスクを採用し、リアシートヒーターも標準装備する。外装や内装はHEVのスポーツZに準じており、21インチのグロスブラック塗装アルミホイール、本革シート、デジタルインナーミラーなども備わる。

 一方、RSには電子制御サスペンションのNAVI・AI-AVS、フロントのアルミ対向6ポッドキャリパー、スポーツシート、マットブラック塗装ホイールなどを採用。動力性能とEV走行を重視するならZ、足まわりや専用装備まで欲しいならRSという、分かりやすい選び方になった。

HEVは239psへ強化!! パドルシフトも全車標準になった

ハイブリッドシステムは第5世代に進化し、アクセル開度に対するレスポンスが向上した。
ハイブリッドシステムは第5世代に進化し、アクセル開度に対するレスポンスが向上した。

 とはいえHEVモデルにも大きな進化がある。2.5Lハイブリッドシステムが第5世代へ刷新され、システム最高出力は従来の234psから239psへ向上。モーター出力を高めることで、アクセル操作に対する反応と力強さに磨きをかけた。

 性能を高めながら燃費も改善している。スポーツGのWLTCモード燃費は従来の21.3km/Lから22.4km/Lへ、スポーツZは22.3km/Lとなった。大径21インチタイヤとE-Fourを備える全幅1880mmのプレミアムSUVとしては、なかなか優秀な数字である。

 さらに電気式無段変速機を採用する全車に、パドルシフトを標準装備。ステアリングから手を離さずに変速感やエンジンブレーキをコントロールでき、クラウン「スポーツ」の名にふさわしい操作感を楽しめるようになった。

 装備面では、スポーツZとスポーツRSに10スピーカー/8chオーディオアンプのトヨタプレミアムサウンドシステムを標準装備。デジタルキーもZとRSでは標準となり、クラウン専用キーはロゴ入りのグレーメタリック仕様へ変更された。

 スポーツRSのブラック内装も手直しされ、ステアリングのスポーク加飾を赤からダークグレーメタルへ、シフトノブ加飾をウォームスティールからピアノブラックへ変更。ボディカラーでは従来のブラックに代わり、深みのあるニュートラルブラックが新設定された。

 改めて価格は、スポーツGが532万7300円、HEVのスポーツZが606万1000円、PHEVのスポーツZが692万7800円、スポーツRSが777万7000円である。

 CEV補助金は車両代金から直接値引きされるものではなく、申請条件や予算上限があり、原則として一定期間の保有も必要となる。それでも85万円が交付されれば、PHEVのスポーツZはHEVとほぼ同価格。今回の改良で最もお買い得感が高まったのは、この新しいPHEVモデルかもしれない。

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