【用品】新型エルグランドの足元に「ADVAN V61」を採用
クルマの乗り味はサスペンションだけでは決まらない。路面と車体をつなぐ唯一の部品であるタイヤも、操縦安定性、乗り心地、静粛性、電費を大きく左右する。とくにモーターで走る電動車では、その役割が従来以上に重要になっている。
横浜ゴムは2026年9月8日、日産の新型エルグランド用として「ADVAN V61」の納入を開始したと発表した。装着サイズは235/60R18 103Hである。
新型エルグランドは第3世代e-POWERと電動駆動4輪制御技術e-4ORCEを搭載。インテリジェントダイナミックサスペンションも備えるプレミアムミニバンだ。ADVAN V61は走行性能に加え、低燃費性能、操縦安定性、静粛性をバランスさせたプレミアムサマータイヤとして採用された。
同じ日、横浜ゴムは東風日産のPHEVセダン「N6」に「ADVAN dB V553」を納入すると発表した。サイズは225/50R18 95V。N6は1.5Lエンジン、最高出力155kWのモーター、21.1kWhのバッテリーを組み合わせる中国向けモデルだ。
こちらのV553は、静粛性が長く続くことを狙ったプレミアムコンフォートタイヤ。摩耗が進んだ後も、静粛性とウェット性能の低下を抑える設計を特徴とする。電動車対応商品を示す横浜ゴム独自の「E+」マークも打刻される。
エンジン音が小さい電動車では、それまで目立たなかったロードノイズやパターンノイズが乗員へ伝わりやすい。発進直後から大きなトルクを出せるため、摩耗やグリップへの配慮も欠かせない。車重、駆動制御、車内の静かさまで考え、車両とタイヤを一体で仕上げる必要がある。
エルグランドには操縦性と快適性を広く両立するV61、N6には静粛性の持続を重視したV553。同じADVAN(アドバン)でも、クルマの性格に合わせて異なる製品が選ばれた点が興味深い。
かつてアドバンといえば、スポーツタイヤの印象が強かった。現在は速さだけでなく、静かさ、電費、長距離での快適性まで担うブランドになっている。新型エルグランドの上質さを支えているのは、目立つ大型ディスプレイや豪華なシートだけではない。路面に接する4本のタイヤも、その重要な構成要素なのである。
参考:横浜ゴム「新型エルグランドへのADVAN V61納入」/横浜ゴム「東風日産N6へのADVAN dB V553納入」
【用品】「フルバケは窮屈」を変えるBRIDE「NURMAN」登場
身体を左右からしっかり支え、スポーツ走行時の姿勢を安定させるフルバケットシート。ところが一般的な製品では、腰や腿の幅が合わず、座った瞬間に窮屈さを感じる人も少なくない。
BRIDEが2026年9月7日に受注を開始した「NURMAN(ニュルマン)」は、そんな体格差へ正面から向き合った新シリーズだ。標準的なフルバケットシートより着座部を広げ、大柄なユーザーでも自然に収まりやすい形状とした。
同社の定番モデル「ZETA IV」と比べ、腰部分の内寸を約20mm、腿部分を約10mm拡大。数字だけなら小さな差に見えるが、身体へ密着するフルバケットシートでは数mmの違いでも圧迫感や操作のしやすさが変わる。
興味深いのは、単純にシート全体を大型化していないことだ。取り付け部分の形状を工夫し、FO、LFなど標準モデル用のシートレールに対応。ND型ロードスターのように車内幅が限られる車種にも、一部を除いて装着できるとしている。
通常モデルの価格はブラックとレッドが23万3200円、ブラックロゴが23万8700円、グラデーションロゴが24万4200円。後席乗員への安全性に配慮したバックレストハーフカバー仕様となっている。
もうひとつ用意されるのが「NURMAN NUGRAIN(ニュルマン・ヌグレ)」だ。アキレスが開発した合成皮革「NUGRAIN(ヌグレ)」を採用し、ヌバックに近い柔らかな触感と、汚れにくく手入れしやすい性質を両立した。チャコールグレーのみの設定で、価格は26万700円となる。
フルバケットシートは、身体を強く締めつければよいわけではない。肩、腰、腿が適切に支えられ、ステアリングやペダルを無理なく操作できることが重要だ。座面幅だけでなく、アイポイント、乗降性、シートレールによる着座位置も含めて選ぶ必要がある。
スポーツシートの選択肢はこれまで、身長や体重が平均的なユーザーを中心に語られがちだった。ニュルマンの登場は、体格を理由にフルバケットシートを諦めていた人へ、新しい選択肢を提示するものだ。




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