【1週間まるわかり】R34 GT-R「インパル」エアロ登場にアウディ小型EVなど、自動車業界ニュースまとめ(9/7-9/11) 

【1週間まるわかり】R34 GT-R「インパル」エアロ登場にアウディ小型EVなど、自動車業界ニュースまとめ(9/7-9/11) 

 今週前半に賑わった自動車業界ニュースを一気に振り返ります。2026年9月7日(月)から9日(水)までの注目ニュースをまとめました。アウディの新型コンパクトEVから、国産スポーツカー用エアロ、タイヤ、シート、ホイールまで、これで自動車業界の最新動向がまる分かり!!

文:ベストカーWeb編集部/写真:アウディ、HKS、IMPUL、横浜ゴム、BRIDE、RAYS

【画像ギャラリー】開口部の迫力がスゴ!! インパルのR34 GT-R用エアロがコレ!(14枚)画像ギャラリー

【新型車】アウディが新型コンパクトEV「A2 e-tron」を発表

A2 e-tron
A2 e-tron

 EVの航続距離を伸ばす最も分かりやすい方法は、大きなバッテリーを搭載することだ。しかし電池が増えれば車両重量と価格も上昇し、製造時に使う資源も多くなる。アウディが新型「A2 e-tron」で示したのは、車両全体の効率を高めるという別の回答だった。

 A2 e-tronの消費電力は、オプションのエフィシエンシーパッケージを装着した140kW仕様で12.8kWh/100km。アウディの市販車では過去最低の数値で、一充電走行距離は最大646kmに達する。いずれも欧州WLTPモードでの値だ。

 バッテリーは総容量52kWh、61kWh、84kWhの3種類。後輪を駆動する永久磁石同期モーターも、最高出力125kW・最大トルク350Nmから240kW・545Nmまで4段階が用意される。航続距離や性能、予算に応じ、必要以上に大きなバッテリーを選ばずに済む構成だ。

 効率向上を支えるのがCd値0.24の空力性能である。開閉を制御する冷却用エアインテーク、広い範囲を覆うアンダーパネル、新開発のエアロホイールを採用。ホイールとホイールハウスの隙間を縮める「ギャップレデューサー」など、細部の空気抵抗も減らした。

A2 e-tronの運転席。11.9インチのアウディバーチャルコックピットプラスと曲面デザインの12.8インチMMIタッチディスプレイを組み合わせたMMIパノラマディスプレイを標準装備
A2 e-tronの運転席。11.9インチのアウディバーチャルコックピットプラスと曲面デザインの12.8インチMMIタッチディスプレイを組み合わせたMMIパノラマディスプレイを標準装備

 V2Lにも対応し、車載バッテリーから電動自転車などへ給電できる。一部地域では専用設備との組み合わせによるV2Hも利用可能だ。車内には11.9インチメーターと12.8インチタッチディスプレイ、AIを使う音声アシスタント、磁石で小物を固定できるFidlockシステムを備える。

 開発期間は従来の同等モデルより21カ月短縮され、生産工場では既存設備1200点以上と約250台のロボットを再利用する。走行時だけでなく、開発と生産まで効率化したこともA2 e-tronの特徴だ。

 欧州では2026年9月10日に受注を開始し、12月から納車予定。日本導入は発表されておらず、今回の装備と数値もドイツ仕様のものだ。それでも「大きな電池を積むこと」から「少ない電力で遠くへ走ること」へ、EV開発の競争軸が動き始めたことは間違いない。

参考:Audi Japan「Audi A2 e-tron:効率性の再定義」

【用品】現行シビックTYPE Rと伝説のR34に新作エアロが登場

シビックタイプRをよりレーシーにしてくれるだけでなく、機能性との両立も狙ったエアロパーツとなっている
シビックタイプRをよりレーシーにしてくれるだけでなく、機能性との両立も狙ったエアロパーツとなっている

 スポーツカーの魅力は、購入した時点で完成しないことにもある。走り方や好みに応じ、オーナーが少しずつ仕上げていけるからだ。2026年9月、現行型と旧世代という対照的な2台へ、新しいエアロパーツが登場する。

 HKSが9月15日に発売するのは、FL5型シビックTYPE R用「Wing Rear」。価格は42万3500円で、軽量・高剛性のドライカーボンを使った本格的なリアウイングだ。

 形状は近年のレーシングカーでも採用例が多いスワンネック式。支柱を主翼の上側に取り付けることで、ダウンフォースを生む主翼下面の空気を妨げにくい。翼端板と主翼は一体成形され、迎角は6段階で調整できる。

 開発にはCFDによる空力解析と3Dスキャン、3D-CADを使用した。HKSによれば、純正ウイングより主翼下面へ空気を通しやすくし、強い負圧を発生させる設計だという。富士スピードウェイでは、HKSのボディキットを装着した車両を使い、220km/hを超える領域で空力バランスや取付強度を確認している。参考取付時間は約1時間で、カーボン部分はクリア塗装済みだ。

冷却性能を追求するためよりワイドに設けられた開口部が特徴。デザイン面でも伝統のGTバンパーを踏襲したとのことだ
冷却性能を追求するためよりワイドに設けられた開口部が特徴。デザイン面でも伝統のGTバンパーを踏襲したとのことだ

 一方、IMPUL(インパル)が9月10日に受注を始めるのは、BNR34型スカイラインGT-R用フロントバンパー。価格は25万3000円で、FRP製の未塗装品となる。

 中央にはインタークーラーへ走行風を導く大きな開口部を設置。かつてのIMPUL GTバンパーの意匠を受け継ぎながら、純正フェンダーへ自然につながる形状とした。BNR34全車に対応するが、NISMO Z-tune装着車は対象外。Garage IMPULと全国の日産販売会社で扱われる。

 最新のTYPE Rには数値解析とサーキット検証を重ねたカーボンウイング。25年以上前に登場したGT-Rには、名門チューナーによる新しいフロントフェイス。世代は違っても、どちらも見た目だけでなく空気の流れを機能へ変えようとしている。国産スポーツカーが長く愛される背景には、車両を作る自動車メーカーだけでなく、乗り続ける楽しさを提供するパーツメーカーの存在がある。

参考:HKS「CIVIC TYPE R用BODY KIT TYPE-S」IMPUL・BNR34コンセプト発表

次ページは : 【用品】新型エルグランドの足元に「ADVAN V61」を採用

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