ジェイドは素晴らしいハンドリングワゴンだった!
そしてそしてジェイドは、ハンドリングがすばらしくよかった!
最初に投入されたのは、先代フィットと同じ1.5Lハイブリッドのみだったが、走り出した瞬間から「おおっ!」と唸りましたよ。
低重心がもたらすステアリングの正確性がすばらしくて、思い通りにクルマが動く! その感覚がキモチイ~~~! サスペンションもしなやかスポーティで、1列目と2列目シートに座る限り、絶妙の味付けだった。
ジェイドのハンドリングは、現行ホンダ車のFF系の中では、今でもNo.1クラスじゃないだろうか。ホンダは、日本におけるFFのパイオニア的存在だが、ジェイドのハンドリングは、その集大成と言っても過言ではない。
ジェイドは車重が1500kg前後もあったので、1.5のハイブリッドじゃ動力性能的には物足りなかったけれど、後に追加された1.5ターボ搭載の「RS」なら、その点も充分満足。走りを諦められない昭和世代にとって、かなり理想的なファミリーカーだったのである!
もしもジェイドが1990年代にリリースされていれば、かなりヒットしたのではないか? もちろんヒットする・しないは価格に大きく左右されるので、あの価格じゃいずれにせよダメだけど、コンセプトは実にすばらしかった。生まれたのが20年遅かった……。
海外では販売継続? 今後はどうなる
ところでジェイドは、もともと中国市場向け。日本での生産は終了するが、中国ではどうなのか。
それについての発表はまだないが、中国を含む海外ではSUVがウルトラ全盛で、ミニバンやステーションワゴン需要は非常に限られたものになっている。中国で売れているのは、ホンダでいえばシビック、アコード、そしてCR-VなどのSUVが中心だ。
それを考えると、ジェイドが近いうち、中国でも消滅する可能性は高いだろう。
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