インテリア
インテリアは既存のシリーズの流用ではなく、カローラクロス用にデザインされている。
SUVとして十分な車高による見晴らしのよさ、ゆったりとしたヘッドクリアランスにより快適性を加味している。
機能性にこだわったのはデザインだけでなく、インテリアも同様で、ラゲッジへのアクセスのよさを考慮すると同時に、クラストップレベルの荷室容量を実現。
ちなみに荷室容量は、パンク修理キット選択時が487L、テンパータイヤ洗濯時が440Lとなっている。
また、子どもを抱えての乗降を想定し、リアドア、後席の間口を広くするなど、ユーザーフレンドリーな設定がされている。
パワーユニット
パワーユニットは、1.8Lハイブリッドと、1.8L、直4DOHCのダイナミックフォースエンジンの2タイプが設定されている。
1.8Lハイブリッドはエンジンが98ps/14.5kgm、モーターが72ps/16.6kgmによりシステム出力は122ps、1.8L、直4DOHCは140ps/18.05kgmというスペックだ。日本のカローラに比べて1.8L、直4DOHCは約0.7kgmスペックアップとなっている。
それぞれのパワーユニットに組み合わされるトランスミッションは、1.8Lハイブリッドが電気式無段階変速機、1.8L、直4DOHCがスーパーCVT-iというのもカローラに準じている。
走り&取り回し性&安全性
カローラクロスは全高が1620mmということで、現在ラインナップされているカローラシリーズで最も背が高くなるが、シリーズ同様にTNGAプラットフォーム(GA-C)を採用している。
このため、背は高くなってもセダン、ツーリング、スポーツで評価の高い走りの楽しさ、静粛性、快適な乗り心地を実現しているというから楽しみ。
駆動方式は、発表時点ではFFのみとなっているが、今後4WDが追加される可能性も充分にあると思われる。
そして、最小回転半径は、全幅1825mmとワイドだが、クラス最小レベルとなる5.2mを実現しているため、取り回し性にも優れている。
安全装備に関してもそのほかのカローラシリーズに準じているということなので、パッシブセーフティ、アクティブセーフティとも最新のものが装備される。
気になる日本導入
カローラシリーズはタイで最初に発表、発売を開始。リリースには今後順次、導入国を拡大していく、と明記されているが、日本はどうなのか?
関係者の証言では、すぐに日本に導入することはないもようだ。しかし、日本での販売の可能性がゼロというわけではなく、導入したとしても少し時間をおいてから、となるだろう。
日本ではまずはヤリスクロスで、その売れ行き、カローラクロスの注目度などが日本で販売するか否かに大きく影響すると思われる。
ジャストサイズのSUV、カローラクロスの日本での販売に期待したい。
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