DS 3クロスバック Eテンス 最大航続距離320kmのピュアEVが日本上陸!!

■同門EVプジョー「e-208」よりも高価だが……

 新型EV「DS 3 クロスバック Eテンス」の価格は、エントリーモデル「ソーシック」が499万円で、上級グレード「グランドシック」が534万円となる。

 ただソーシックは、ADAS機能が省かれるので、事実上は、ACCやトラフィックジャムアシスト、レーンキープアシスト、アクティブブラインドスポットモニターなどの先進の安全運転支援機能が充実し、DSらしい特別感のあるヘッドライト「DSマトリクスLEDビジョン」やヘッドアップディスプレイ、18インチアルミホイールなどの充実装備を誇る「グランシック」一択となるだろう。

 やはりラグジュアリーブランドということもあり、価格は少しお高め。そうなると、同等のEVスペックを備えるプジョー「e-208」の存在が気になる人もいるはずだ。上級グレード「GTライン」なら、ADASなどの現代の定番装備をしっかりと押さえながら、価格は423万円とより身近だ。

2020年7月2日にプジョーが発表したピュアEV「e-208」。よりワイドに、より低く生まれ変わった
2020年7月2日にプジョーが発表したピュアEV「e-208」。よりワイドに、より低く生まれ変わった

 しかし、グループPSAでも、DSはラグジュアリーブランドという位置づけだけに、しっかりとキャラクターや内容を差別化している部分もある。快適性や高級感、そして先進性ではDSにアドバンテージがある。

 もっともキャラクターもしっかり異なり、ラグジュアリーコンパクトSUVの「DS 3クロスバック」に対して、プジョー208は、カジュアルスポーツ路線のハッチバックである。結果といて、得られる価値はことなり、両者が直接的にバッティングすることはないだろう。

コンセント型普通充電(3kW/200V)、ウオールボックス型普通充電(6kW/200V)の加え、CHAdeMO(50kW)の急速充電に対応。コンセント型は満充電まで18時間、急速充電の場合は約50分で80%充電が可能になる
コンセント型普通充電(3kW/200V)、ウオールボックス型普通充電(6kW/200V)の加え、CHAdeMO(50kW)の急速充電に対応。コンセント型は満充電まで18時間、急速充電の場合は約50分で80%充電が可能になる

 国内外の各社は、電動化に積極的だが、コンパクトなラグジュアリーEVというのは、珍しい。「DS 3クロスバックEテンス」は、都市部のユーザーに加え、地方のセレブな奥様方には、サイズ感や内容も魅力的だと思われる。今後の活躍がEVの未来がより広げることになるかもしれない。

【画像ギャラリー】日本に上陸したラグジュアリーEV! 「DS 3 クロスバック Eテンス」の詳細をチェック!!

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