「トヨタ帝国」にどう挑む? ライバルメーカーたちのSUV戦略

■まとめ

 トヨタ以外のメーカーが、ライバルと想定するクルマとして多く名が挙がったC-HR&RAV4。ヤリスクロスが発売された後は、この図式にも変化があるだろう。SUV戦国時代、動乱は続いていく。


【番外コラム】相関図から読み解くヤリスクロスの価格は正解か?

 販売店では2020年7月下旬から、価格を示してヤリスクロスの予約受注を行っている。上級グレードになる2WD・Zの価格は、ガソリンエンジンが221万円、ハイブリッドは258万4000円だ。

 ガソリンエンジンはライズ2WD・Zの206万円よりも15万円高く、C-HR 1.2Lターボの2WD・S-Tの241万5000円に比べると約20万円安い。また、基本部分が共通のヤリスに比べても、SUV化による価格上昇が少ない。

 その結果、キックスなどのライバル車と比べても割安で、トヨタSUV軍団の価格分布にも重複しない。実に考えられた価格設定だ。

ライズ、C-HRの中間を補う価格のヤリスクロス

【画像ギャラリー】まさに最激戦カテゴリー…!!! 国内SUVのラインナップを相関図とともに見る

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