これが新時代FR!!! 新型BRZはスバル2ドアスポーツクーペの新たな扉を開く

■SGPは未採用だが、その知見からボディを再構築

 シャシーについては初代モデルのキャリーオーバーとなるものの、SGP(スバルグローバルプラットフォーム)の開発から得られたノウハウが取り入れられ、インナーフレーム構造に構造用接着剤を使用してボディを再構築。

新開発の直噴水平対向2.4L DOHC(231ps/25.4kgm)を搭載する。型式名は未発表だが、FA24型であることはほぼ間違いないだろう
新開発の直噴水平対向2.4L DOHC(231ps/25.4kgm)を搭載する。型式名は未発表だが、FA24型であることはほぼ間違いないだろう

 初代からフロント横曲げ剛性を約60%、ねじり剛性を約50%と大幅に向上している。ステアリング操作の応答性、旋回時のトラクション性能を高め、「操る愉しさ」を進化させている。

 また、ルーフとエンジンフード、フロントフェンダーには軽量アルミ素材を採用。エンジン排気量アップと安全性向上に伴う重量増を抑え込んでいる。

 ボディサイズは全長167.9×69.9×51.6インチ(4265×1775×1311mm)、ホイールベース101.4インチ(2576mm)となっており、4240×1775×1320mm、ホイールベース2570mmの初代からほぼ変わらないボディサイズを保っている。

新型BRZのボディサイズは全長4265mm、→
新型BRZのボディサイズは全長4265mm、→
全幅1775mm、→
全幅1775mm、→
全高1311mm(米国仕様)と、初代の全長4240×全幅1775×1320mmからほぼ変わっていない。
全高1311mm(米国仕様)と、初代の全長4240×全幅1775×1320mmからほぼ変わっていない。

 エクステリアデザインは、初代の正常進化版といえるもので、より躍動感を高めたスポーツカーらしいデザイン。

 フロントマスクのヘキサゴングリルは低重心を表現し、グリルから始まって後方へ連なる造形で体幹の力強さを感じさせる。

 サイドシルスポイラーやWRX系を彷彿とさせるフロントフェンダー後方のエアアウトレット、特徴的なダックテールのリアビューなどはベストカーのスクープCGにきわめて近いデザインだ。

 トランスミッションは6MTと6ATが設定されるのも初代と同様。

アイシン・エーアイ製の6速MTが初代から同様にキャリーオーバーで設定されている
アイシン・エーアイ製の6速MTが初代から同様にキャリーオーバーで設定されている
ATも同じく初代を踏襲。アイシン・エー・ダブリュ製の6速ATが採用されている
ATも同じく初代を踏襲。アイシン・エー・ダブリュ製の6速ATが採用されている

 サスペンション形式もフロントがストラット、リアがダブルウィッシュボーンとなるのも初代を踏襲している。

■AT車にはアイサイトを歴代初導入!

 インテリアでは、初代モデルに近い印象ながらシンプルな水平基調のインパネや低いメーターフードで広い視界を確保し、より洗練されたデザインに進化。

インテリアは初代モデルのデザインからさらに洗練され、質感が向上しているのが大きな注目ポイントだ
インテリアは初代モデルのデザインからさらに洗練され、質感が向上しているのが大きな注目ポイントだ
高いホールド性とフィット感をもたらしてくれるスポーツシートを装着する。運転での疲れにくさをサポートしてくれるアイテムだ
高いホールド性とフィット感をもたらしてくれるスポーツシートを装着する。運転での疲れにくさをサポートしてくれるアイテムだ

 メーターには7インチTFT液晶パネルを組み合わせたデジタルメーターを採用し、センターコンソールには8インチ「SUBARU STARLINK」マルティメディアインフォテイメントシステムを採用。

 Apple CarPlayやAndroid Autoにも対応する。

メーター内には7インチTFT液晶を採用する
メーター内には7インチTFT液晶を採用する

 そして新型ではついに先進安全装備のアイサイトを6AT車に標準装備。衝突被害軽減ブレーキと全車速追従機能付きクルコンで快適なドライブをサポートしてくれる。

ついに2代目BRZのAT車にはアイサイトが装着される
ついに2代目BRZのAT車にはアイサイトが装着される

 米国でのグレードはタイヤが215/45R17インチの「Premium」、215/40R18インチの「Limited」と2グレード展開。

「Limited」には215/40R18のミシュランパイロットスポーツ4を装着。アルミはGRヤリスと同デザインだ
「Limited」には215/40R18のミシュランパイロットスポーツ4を装着。アルミはGRヤリスと同デザインだ

次ページは : ■ミッドレンジでのパワーアップを体感

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