待ってたぜ日産! 2021年が復活の年になる!? 日産の新型車は期待できるか?

電気自動車の新型SUV、新型アリアは2021年6月発売予定

新型アリア。全長4595mm×全幅1850mm×全高1655mm。フル充電からの航続距離は430~610km。電動駆動4輪制御システム「e-4ORCE」が路面状況に合わせて最適な重量配分に制御する
新型アリア。全長4595mm×全幅1850mm×全高1655mm。フル充電からの航続距離は430~610km。電動駆動4輪制御システム「e-4ORCE」が路面状況に合わせて最適な重量配分に制御する

 新型アリアは2020年夏にすでに発表しており、商品概要は明らかになっている。全長4595mm、全幅1850mm、全高1655mmというボディサイズは、マツダCX-5に近いサイズ感で、ホイールベースが2775mmと長く、前後のオーバーハングが短く、クーペルックのラウンドしたルーフと大きく傾斜したバックドアが作り出すフォルムは、クロスオーバーSUVという既存のジャンルで言い表せない“新ジャンル”を感じさせる。

 ツインモーターの電動駆動4輪制御システムを搭載したスタイリッシュな小型車クラスのクロスオーバーSUV仕立てだ。

 65kWh仕様の2WDは160kW(217ps)、300Nm(30.6kgm)、もっともハイパワーの90kWh仕様の4WDだと実に290kW(394ps)、600Nm(61.2kgm)という高出力。航続距離は仕様により430~610kmとなる。

 運転支援技術は一定の条件下でのハンズオフを可能とする「プロパイロット2.0」に加え、「プロパイロットパーキング」やコネクト技術も搭載され、スマホとの連動でルート検索やエアコン操作なども可能とする。

 車両本体価格が500万円以上する電気自動車であるから、月販1000台以下にとどまり、日産の巻き返しにどれだけ貢献できるか不明だが、将来の主役となり得る存在で、日産のイメージアップに大いに役立つに違いない。

 このモデルを見にショールームに訪れるユーザーが増えることで、商談のチャンスがさらに拡大することにもつながるはずである。

新型エクストレイルは2021年9月発売予定

北米仕様ローグ。日本国内ではエクストレイルとして発売される予定。パワートレインは2Lと2.4Lのガソリン、e-POWER、PHEV
北米仕様ローグ。日本国内ではエクストレイルとして発売される予定。パワートレインは2Lと2.4Lのガソリン、e-POWER、PHEV

 新型エクストレイルはノートとキックスの中間に位置づけられる戦略モデルのポジション。アリアが都会派クロスオーバーSUV仕立てなのに対してこちらは引き続き4WD主体のオフロード色の強いSUVとなる。

 傘下にある三菱自動車の次期型アウトランダーとプラットフォーム、パワーユニット&基本コンポーネント、ボディパネルの一部を共用した姉妹車仕立てとなり、ややサイズアップし、上級にシフトする。

 インテリアはシート、内張などを上質仕立てとする。シート配置は2列シート5人乗りと3列シート7人乗りの2タイプ構成は引き継ぐ。

 パワートレインは2Lと2.4LのガソリンNAエンジン、1.2Lのe-POWER、2.4Lエンジンと組み合わせたPHEVを搭載。2Lの1モーター&2クラッチ方式のフルハイブリッドはe-POWERに置き換わる。

 2.4LエンジンとPHEVは三菱からの供給となる。ガソリン車いずれも2WD、4WD、CVTとの組み合わせになるが、PHEVは4WDで2列シート5人乗りのみとなる。

 1.2L、e-POWERはキックスに搭載しているのと基本的に同じだが、モーター&バッテリーの容量は引き上げ性能を向上させる。

 駆動方式はいずれも2WD、4WDを設定。PHEVは三菱自動車からユニット供給され、従来のアウトランダーに積んでいるものに比べると、効率アップを図りながらコンパクト化を進めている。

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