ルークスベースのスモール軽EV
軽自動車ベースの電気自動車は三菱自動車との共同開発で三菱は「i-MiEV」の後継モデルとなる。東京モーターショー2019で公開された日産IMkコンセプトを発展させたもの。ベースは現行ルークスで、プラットフォーム、ボディパネルをほぼ共用する。パワートレインはi-MiEV用ユニットをベースに大幅な改良を加える。
バッテリーの容量アップで1充電あたりの航続距離を200km近辺まで延長させることで、中距離までの移動に十分に対応できるように仕立てる。300万円以下の価格設定で1500台以上の量販を目指せるようにする。
新型フェアレディZの発売は2021年末予定だが遅れる可能性も
フェアレディZの世代交代は2022年春に先送りされる可能性がある。現行モデルの登場が2008年12月1日だから13年ぶりのフルモデルチェンジとなる。
プラットフォーム&基本コンポーネントを全面刷新し、ボディ剛性の向上、足回りの強化、エンジンの改良による大幅な走りのポテンシャルアップが図られるはずである。
搭載されるエンジンは、3.7L、NAから3Lターボに置き換えられる予定。トランスミッションはATのほか、MTが用意される。
そのほかの車種のマイナーチェンジ、改良情報
マイナーチェンジでは、2021年8月下旬にもNV200バネットがマイナーチェンジを受ける。
乗用ワゴンの5ナンバーバージョンは内外装のデザイン変更、安全対策強化が図られる。2WDのみで1.6Lエンジンに2列シート5人乗り、3列シート7人乗りの6AT車が1タイプずつのシンプルなラインアップ構成で、商用車の4ナンバー車が販売の中心になっている。
5ナンバーサイズのコンパクトミニバンはシエンタ、フリードが月販6000~8000台規模でシェア争いを演じているが、日産陣営は両雄に大きく引き離されている。
本来であれば別バージョンとしてノートベースのコンパクトミニバンが設定に向けて開発が進められているはずだが、まだ詳細な情報は出ていない。1年後の2022年にずれ込んでいる可能性がある。
車種整理についてはシルフィ、シーマがすでに2020年末で生産が打ち切られている。セダンはフーガとスカイラインのみになったが、国内バージョンは当面両モデルだけが継続される見通しである。
証言1:首都圏日産店営業担当者
「今年から日産は積極的なニューモデル展開で反転攻勢に出そうなので期待しています。新型ノートを軸にキックス、ノートの上級派生モデル、新型電気自動車のアリア、次期型エクストレイルが出揃えば、かなりの挽回ができると予想しています。
新型ノートは最上級グレードのXを中心に好調なスタートを切っています。キックスも増産でバックオーダーを解消しつつあるので今後に期待が持てる状況にあります」。
証言2:首都圏日産プリンス店営業担当者
「新型ノートはe-POWER車だけになってしまったので厳しいですが、上級の派生モデルや4WD、オーテックバージョンも加わりますので、なんとか頑張って売り込みを強化したいですね。
次期型エクストレイルが投入されればキックス、アリアを含めて3車種の新型SUVが出揃うことになるので、ライバル他社との対抗できる状況になるので期待しています」。
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