2020年10月下旬から新型「ローグ」を北米市場で、また2021年初頭からは新型コンパクトSUV「マグナイト」を、インドを皮切りに発売すると相次いで発表した日産(ローグの発表は10月19日、マグナイトの発表は10月21日)。
それ自体はさして目新しいものではない。5月に発表された事業構造計画「NISSAN NEXT」発表時点でローグの登場はすでにアナウンスされていたし、マグナイトの登場もその当時から推測されていた。情報も順次流れてきてはいた。
しかし、まずはなんといっても日本のエクストレイルの海外版がローグ。次期型登場への期待は高まるし、可能性は低いかもしれないが、マグナイトが日本に導入されればライズ・ロッキーのライバルに育つ可能性は十分にありうる。
ここでは、そんなローグとマグナイトのいまわかることすべてをお伝えしたい。
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※本稿は2020年11月のものです
文/ベストカー編集部、写真/NISSAN
初出:『ベストカー』 2020年12月10日号
■新型ローグはアグレッシブなデザインに変身!
日産が新型「ローグ」を10月下旬から全米のディーラーで販売開始すると発表した。
先代の2代目ローグは日本の現行型エクストレイルと同型車。というわけで、この新型ローグも日本では次期エクストレイルとなるのだ。
その新型のエクステリアデザインは、従来モデルの流麗なボディラインから大変身。前後フェンダーにはブラックのフェンダーアーチを採用するなど、力強くタフなイメージがグッとアップした。
ボディサイズは全長4648×全幅1839×全高1699mm(※インチをミリに換算)。
先代モデルと比べると、全長で約38mm、全高で約5.1mm小さく抑えられていているが、全幅は同じなので従来とほぼ同サイズだ。
外装がオフロードが似合うデザインなのに対して、内装は高級感を追求。
北米仕様の上級グレードにはキルティング加工が施されたセミアニリンレザーシートを採用するなど、高級車並みの豪華な装備が用意されている。
さらに、インパネにはフロントガラスに映し出すヘッドアップディスプレイと車両情報を統合する12.3インチのデジタルメーターを採用。センターには9インチのタッチスクリーンを装備する。
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