ボルボXC90PHEV試乗 世界一過酷な日本の雪道に北欧生まれの最強ボルボが挑む!!

■ドライバーに“運転させる”積極的4WD!

 12月の青森市内はまだ雪はなかったが、1時間ちょっと走って豪雪で知られる酸ヶ湯温泉に近づくと一転、あたりは真っ白な雪景色。

 いよいよボルボプラグインAWDの本領発揮だ。

 最初はグリップを探りながらのドライブだったが、徐々にペースは上がっていく。

リアモーター駆動のAWD。ハイブリッドモードで走っていれば、リアモーターが必要に応じてトラクションを発揮し、安定した雪道ドライブができる
リアモーター駆動のAWD。ハイブリッドモードで走っていれば、リアモーターが必要に応じてトラクションを発揮し、安定した雪道ドライブができる

 ステアの接地感は高く、安心して走らせられる。スッとターンインしてアクセルを踏み込むと、リアモーターがグイグイ押し出すようにトラクションをかけていく。

 必要以上に姿勢制御システムが介入することはなく、たまにズルっとリアが滑るように向きを変えていく感覚は楽しい!

センターパネルのスイッチで走行モードは簡単に切り替え設定が可能。雪道では常時4WDモードを選べば、発進時からリアモーターが駆動し、安定したトラクションを発揮する 
センターパネルのスイッチで走行モードは簡単に切り替え設定が可能。雪道では常時4WDモードを選べば、発進時からリアモーターが駆動し、安定したトラクションを発揮する 

 ひたすら安定志向に“抑えにいく”のではなく、ある程度ドライバーにコントロールをゆだねながら、最後に“ギュっ”と抑えてくれるので、安心して雪道ドライブを楽しめる。

 XC90はゆったりした大型SUVだけど、2トンを超える重さを感じさせない軽快なフットワークで、雪道も、山を下ってウェットコンディションのワインディングもストレスなく、軽快に走ることができた。

PHEVのEVモードでは後輪モーターのみでの走行となる。EV走行用バッテリーを使い切っても、ハイブリッドモードで後輪モーターは駆動されるので、雪道では安心して4WD走行が可能。力強く雪面を蹴り出す!
PHEVのEVモードでは後輪モーターのみでの走行となる。EV走行用バッテリーを使い切っても、ハイブリッドモードで後輪モーターは駆動されるので、雪道では安心して4WD走行が可能。力強く雪面を蹴り出す!

■ボルボXC90 Recharge Plug-in hybrid T8 AWD
・全長:4950mm
・全幅:1960mm
・全高:1760mm
・ホイールベース:2985mm
・最小回転半径:6.0m
・車両重量:2370kg
・エンジン:直列4気筒DOHCターボ+電動スーパーチャージャー
・総排気量:1968cc
・最高出力:318ps/6000rpm
・最大トルク:40.8kgm/2200-5400rpm
・モーター出力/トルク:F:34kW/160Nm、R:65kW/240Nm
・トランスミッション:8速AT
・WLTCモード燃費:12.8km/L
・価格:1139万円

【画像ギャラリー】XC90試乗の様子と合わせボルボのPHEVラインナップをギャラリーでチェック!

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