クルマの販売の中心がハイブリッドカー(HV)となって久しい。
初代プリウスの登場が1997年10月なので、量産ハイブリッド車が世に出て23年。2010年時点では97万1255台だった国内ハイブリッド乗用車保有台数は倍々ゲームのように増大し、2015年には468万4755台、そして2020年には928万1380台へと拡大。乗用車保有台数の約15%を占めるまでになっている。
しかしこうもハイブリッドパワーユニットが“当たり前”の時代になると、今度は「運転していて面白みを感じない」とか「ドライビングプレジャーが……」など、さらなる欲求が出てきてしまう。
「楽しいハイブリッド車」と「退屈なハイブリッド車」の境界線、その差はどこにあるのだろうか?
ハイブリッドシステムのメカニズムが多様化し、ハイブリッドパワーユニット搭載車も数多くなった今、本企画ではそのあたりを改めて掘り下げてみたい。
●トピック
・ノート ヤリス フィット三つどもえ! 国産コンパクトHVカーを比較する
・パワーユニットの違いで差が出る? 輸入車で楽しいHVは?
・自動車評論家 鈴木直也&片岡英明が語る「楽しいHV車」と「退屈なHV車」の境界線
・5人の識者が判定する「楽しいHV」と「退屈なHV」ワンポイントインプレッション
文/渡辺陽一郎、国沢光宏、ベストカー編集部 写真/ベストカー編集部 ほか 撮影/中里慎一郎
初出:『ベストカー』 2021年2月26日号
コメント
コメントの使い方