コルトやギャランの名を持つ往年名車も出品!! 注目の落札価格は?
●コルトランサー1.4スタンダード2ドア(初代)/1万5000ポンド(約227万9000円)
初代ランサーは、当時のカローラやサニーに対抗する、古い言葉を使えば大衆車というジャンルのモデルとして1973年に登場。
ヘリテージオークションに出品されたのは2ドアの標準的なモデルだったが、ラリーなどの競技参戦ベース車となる2ドアの1600GRSなども設定されていた。
●コルトギャラン2000GL II(2代目)/1万1600ポンド(約176万3000円)
1973年に登場した2代目ギャランも、初代モデル同様の当時のコロナやブルーバードに相当するミドルクラスカーで、日本での車名は初代モデルのコルトギャランからコルトが外れたギャランとなった。
●ギャランGLSiラリーレプリカ(6代目)/1万2500ポンド(約189万9000円)
1987年登場の6代目ギャランは、個性的かつ堂々としたスタイルや、WRCをはじめとしたラリー参戦も想定し2Lターボ+4WDというパワートレーンを搭載。トップモデルとなる「VR-4」の設定などにより、ギャランとしてはもっとも成功したモデルとなった。
伝統のパジェロやジープの姿も!
●ショーグン(初代パジェロ)/1万6000ポンド(約243万1000円)
1982年に登場した初代パジェロ(海外名ショーグン)は、ピックアップのフォルテをベースにしたクロカンSUVである。
初代パジェロは、パリ-ダカールラリー参戦によりパジェロだけでなく三菱自動車のブランドイメージ向上に大きく貢献したことに加え、市販車はマイナーチェンジされるたびに乗用車的なキャラクターを強め、バブル景気もありモデル末期になるにつれて人気が高まっていくという異例なモデルだった。
●ジープJ27/2万600ポンド(約313万円)
三菱ジープは、アメリカのウィリス・オーバーランド・モーターズ社の軍用車であるジープを民生用とし、三菱自動車がノックダウン生産したモデル。
日本では1956年の生産開始以来改良を続けながら2001年まで45年間という超長期間に渡って販売された。
●ショーグンV6(2代目パジェロ)/9600ポンド(約145万9000円)
日本では1991年に登場した2代目パジェロは、初代モデル後期が構築した「乗用車的なクロカンSUV」というコンセプトを踏襲。
3ドア、3ドアのソフトトップ、5ドアというボディタイプをはじめバリエーションも非常に豊富で、平均価格が300万円を優に超える高額車ながら、大ヒットを納めた。
●アウトランダーPHEV(初期モデル)/1万6000ポンド(約243万1000円)
現在モデル末期となっているアウトランダーPHEVは、フロントはエンジンを発電用中心に使うシリーズハイブリッド(スピードが上がってくると燃費向上のためエンジン直結モードが作動)、リアはモーター駆動となるパワートレーンに、大容量バッテリーを床下搭載した4WDのプラグインハイブリッドである。
充電環境があれば普段は電気自動車、遠出の際は高性能な4WDを持つハイブリッドカーと使えるのに加え、給電も可能という非常に万能かつ便利なクルマで、毎年のように改良がおこなわれた。遠くないうちに登場する次期モデルにも期待したい。
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