まだまだ希少な三菱の名車続々! 残るモデルと落札価格は?
●L200デザートウォーリア/3万100ポンド(約457万4000円)
L200は東南アジア圏を中心にトライトンの車名で販売される地域もあるミドルクラスのピックアップトラックである。
デザートウォーリアは英国の権威ある自動車メディアであるトップギアとのコラボレーションでカスタマイズされた販売されないコンセプトモデルで、その点を考えるとこの価格は安いといえる。
●スタリオン/2万1100ポンド(約320万6000円)
1982年に登場したスタリオンは、FRとなるミドルクラスのスポーツカーで、モータースポーツでもツーリングカーレースで活躍。またカテゴリー廃止により幻となったが、1980年代前半には当時のグループBという改造範囲の広いカテゴリーでのWRC参戦も計画されていた。
●3000GT/2万4500ポンド(約372万2000円)
3000GTは、日本ではGTOの車名で販売されたスタリオンの後継車で、当時大ヒットしたディアマンテと関係のあるエンジン横置きのFF、FFベースの4WDに3L・V6のNAとターボエンジンを搭載するというパワートレーンなど、スポーツカーというよりはGTカーのキャラクターが強いモデルだった。
GTOは強引なところが否めないのも事実だったが、それもこの種のクルマらしい個性だった。
●モデルAレプリカ/1万3700ポンド(約208万2000円
モデルAは1920年に販売を開始した三菱関係各社の手により開発されたモデルで、当時としては量産車となる22台が生産され、日本初の量産車と言われている。
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ヘリテージオークションへの出品車を見ると、ランエボが中心なのは事実ながら三菱自動車も価値の高いモデルがあることがよくわかる。
しかし、ここ10年の三菱車にそういったモデルはないというのが率直なところで、次期アウトランダーから再出発する三菱自動車には長く愛されるモデルの開発も期待したいところだ。
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