■テーマ04:GRスープラとGRヤリスの走りを再評価
ここにきてGRスープラとGRヤリスの評価が変わり始めている。
いい意味での変化は人気赤丸急上昇中のGRヤリス。
最近多くのチューナーによって手を加えられ、競技屋さんもGRヤリスでさまざまなジャンルの車両を製作している。話を聞くと皆さん「凄いポテンシャルを持ってますね!」。驚いたことにエンジンパワーを上げても壊れないという。ノーマルだと275馬力ながら、350馬力くらいなら簡単。
いわゆるロムチューンで出てしまう。おそらくエンジン設計に余裕を持たせているんだと思う。調べてみたら競技用として使えるだけの冷却性能や、エンジン強度を持たせているようなのだ。
さすがに400馬力を超えるとタービン容量などが足りなくなってくるものの、エンジン本体の補強など必要なく450馬力なら問題は出ないという。エンジンチューナーによれば600馬力くらいの手応えは持てているようだ。
足回りについて言えばフロントがストラットでリアはダブルウィッシュボーン。セッティングの幅を持つため、いくらでも対応可能。車高を上げると若干アンダーステア傾向になるようだけれど、やがて対応策も出てくる。
ということでGRヤリス、ノーマルで充分楽しめるだけでなく、物足りない点があればいくらでもアフターマーケットで対応できると思う。走りを楽しむクルマとしちゃ文句なし!
一方、GRスープラだけれど、アフターパーツはバリエーション少ない。ベースがBMWということもあり、日本のチューナーからすれば手強いんだと思う。ということで買ったらノーマルで乗ることを考えなくちゃならない。
ホイールベース短く、前後の荷重配分50対50からくるシャープなハンドリングを好むかどうか、ということになります。スープラの開発チームから多田哲哉さんが抜けたあと、方向性もわからなくなってきた。
●結論…多くのチューナーが手を加えたくなるGRヤリスの走り。スープラは低調気味…
■テーマ05:カローラスポーツは隠れたハンドリングマシン
ここにきてカローラスポーツの評価が少しずつ変わり始めている。
水素エンジンを搭載してレースに出たと思ったら、近々GRヤリスの3気筒1.6Lターボを積むスポーツモデルも出てくるようだ。
考えてみたら欧州のスポーツモデル、カローラクラスの人気が高い。ゴルフRを始め、メガーヌR.S.、シビックタイプR等々。サイズと性能のバランスを取りやすいということなんだろう。
実際、カローラスポーツに乗るとなかなかのハンドリングマシンだと感じる。Bセグよりトレッドが広く、ホイールベースも長いため高速域でのスタビリティを確保しやすい。
サスはフロントにストラット、リアがダブルウィッシュボーンだからセッティングの奥ゆきだってあります。ベースモデルとしちゃ面白い。
加えて現行カローラスポーツ、ダンパーのデキがいいため乗り心地いい。最近のトヨタ車はステアリングの中心付近のレスポンスも大幅向上し、走り味も欧州車風。
ハイパワーエンジン搭載モデルがあったらラリーに出てみたいほど。TNGA GA-Cはスペースユーティリティの確保に失敗しているため、走りの性能を伸ばすことを選んだ?
●結論…そう、なかなかのハンドリングマシンだ。今後も走りの性能を伸ばす!?
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