オールドファン狂喜乱舞! 国産乗用車唯一の”直6DOHC”を搭載したスープラの復活劇
トヨタ初の量産DOHCエンジン=2.0リッター直列6気筒の3M型を搭載した2000GTが1967年に登場して以来、M型、G型、JZ型といった名機が多くのクルマ好きを虜にしてきたトヨタの直6。2019年5月に訪れたスープラ復活劇は、そんなクルマ好きたちにとってまさしく歓喜の瞬間だったに違いない。
80スープラの面影が色濃く残るボリューム感あふれるボディラインやロングノーズ&ショートキャビンシルエットといった外観上の特徴もさることながら、それ以上にファンを喜ばせたのは直6ターボエンジンの採用だ。
日本では淘汰されて久しかった直6だが、歴代モデルの伝統を継承して登場した5代目スープラでは最高出力387ps&最大トルク51.0kgmのハイパフォーマンスを実現した3.0リッター直6ツインスクロールターボエンジンのB58型を搭載。
世界的に直列6気筒エンジンが見直されはじめている昨今、今に受け継ぐ“トヨタの直6”はどのような未来を描いていくのだろうか?
リーン燃焼技術の確立で大きく進化した第4世代BOXERエンジンの”CB18型”
スバルの最新技術を結集したパフォーマンスワゴンとして、2020年10月にデビューした2代目のレヴォーグ。
高精度マップを活用した先進運転支援システムのアイサイトXとともに大きな注目を集めたのが、ひとつひとつのスペックを追求するのではなくトータルバランスに優れたパワーユニットを目指してゼロから設計を見直した第4世代BOXERのCB18型エンジン(1.8リッターDOHC直噴ターボ)だ。
このエンジンのハイライトは、理論空燃比(ガソリンエンジンでは空気14.7:燃料1)の半分(λ(ラムダ)=2)の燃料での燃焼においても多くのエネルギーを生み出せるリーン(希薄)燃焼技術の確立にある。これによって実用領域における出力の改善をはじめ、従来のターボエンジンのイメージを覆す優れた環境性能と高い経済性を実現。
そんな新世代を担うパワーユニットは2021年8月に大幅改良が発表されたフォレスターや同年10月に発表された新型レガシィ アウトバックにも採用されている。
ハイラックスは今日本で買える唯一の国産ピックアップトラック
2017年9月、13年ぶりに日本市場に導入されたハイラックスは、国内正規販売店で新車購入できる国産唯一の小型ピックアップトラック。これだけでも十分に魅力的だが、1968年の発売以来、約180の国と地域で愛されているグローバルな1台なだけに世界中で鍛え抜いたタフさは天下一品!
高強度のフレームはもとより、振動減衰を高めるサスペンションの採用によって優れた走行安定性と乗り心地が確保されている。また、2.4リッター、ディーゼルエンジンの2GD-FTVは低回転域でも高トルクを発揮する動力性能を備えるとともに、高熱効率による優れた環境性能を実現して11.8km/Lという走行燃費も実現。
2021年10月には新グレードのZ“GR SPORT”も登場。全幅1900mmの迫力あるワイドボディを演出する専用オーバーフェンダーをはじめ、専用フロントバンパー&グリル、ブラック塗装と切削光輝を施した18インチアルミホイールを装備するなど、こちらも唯一無二の魅力を放っている。
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