■それでもホモロゲ取得はGRヤリスに必要
しかし、筆者はホモロゲーション取得により「そんなことはない」と断言する。なぜなら、WRカー規定の終了や今年のラリージャパン開催見送りの件は確かだが、ホモロゲーション取得によってGRヤリスもフォードフィエスタのように、実際のところはともかくとしても国際ラリー参戦に参戦しているラリー1以外のラリー2(旧R5、1.6Lターボ4WD)から入門カテゴリーとなるラリー5までいろいろなカテゴリーのラリーカーを作れる資格が得られるのだから。
また、このことによりGRヤリスが空力やボディ剛性強化のためいくらかの犠牲も払って3ドアボディとしたのも生きるのに加え、GRヤリスはかつてWRカーだけでなく市販車に近いグループNカテゴリーでも大活躍したインプレッサやランエボといった偉大な先輩の現代版的存在にもなれる。
その際にはラリー参戦がプロモーションや市販車の開発にも役立ち、GRヤリスの存在意義はさらに際立ち、青写真どおりとなるだろう。
というわけで、オーナーでもある筆者は今後、GRヤリスがモータースポーツでさらに活躍し、市販車もインプレッサやランエボのようにドンドン改良されることを願う。
同時に既存のGRヤリスにも盛り込める改良は、初代86&BRZの厚みのあるボルトや水野和敏さんが手がけていた時代のGT-Rのアップデートキットのように後からのインストールにも対応することにも大いに期待したい。
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