これが新型アルトの実力! 日本車の進化の主役はアルトだった!!

 試乗したハイブリッドXは、WLTCモード燃費が27.7km/Lになり、比率に換算すると約10%の向上だ。そしてLEDヘッドランプ、イモビライザー(盗難防止装置)、キーレスプッシュスタート、アルミホイールなどを標準装着して価格は125万9500円になる。

■47万円で登場した初代アルトの価値は新型も変わらない!

 冒頭で述べたとおり、初代アルトは1979年に47万円で登場した。この価格は大卒初任給をベースに今の価値に置き換えると、約90万円になり、アルトAの94万3800円に近い。

最廉価グレードが1979年のデビュー当時、47万円という低価格で販売された初代アルト。その価値は新型でも変わらない!
最廉価グレードが1979年のデビュー当時、47万円という低価格で販売された初代アルト。その価値は新型でも変わらない!

 歴代アルトのベーシックなグレードは、常に1979年の47万円に相当する価値で設定され、日本の生活を支えるクルマとして変わらぬ機能と価値を提供してきた。

 しかし、クルマ作りは時代に応じて大きく進化している。初代アルトはパワーステアリングやエアコンは非装着で、左側の鍵穴まで省いた。それが現行アルトAには、4輪ABS、横滑り防止装置、衝突被害軽減ブレーキ、運転席/助手席/サイド/カーテンエアバッグなどがフルに装着されている。

 そのために歴代アルトを振り返ると、日本車の進化がわかる。日本車の主役がアルトだといっても、決して褒めすぎではないと思う。

 価格はガソリン車「A」のFFが94万3800円、4WDが107万5800円、「L」のFFが99万8800円、4WDが112万9700円、マイルドハイブリッドの「HYBRID S」のFFが109万7800円、4WDが122万8700円、「HYBRID X」のFFが125万9500円、4WDが137万9400円。

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