アグレッシブなオーナーに最適なプジョーSUV 2008にクリーンディーゼルが追加

■新仕様の追加でATシフトが変更に

 クリーンディーゼル車の追加とともに、ガソリン車と合わせて変更されたのが、センターコンソールに備わるATシフトだ。従来までのシフトレバーからコンパクトなトグルタイプに変更。

 いずれも電子式シフトだが、新シフトは指先だけで、シフトポジションの変更が可能となった。このため、センターコンソール付近も、より広々としている。

センターコンソールからシフトレバーが消えたことで、車内空間もより広々とした印象に
センターコンソールからシフトレバーが消えたことで、車内空間もより広々とした印象に

■ディーゼルモデルは、GTグレードのみに

 2008のガソリン車とEVの「e-2008」は、コンフォートな「アリュール」とスポーティな「GT」の二本立てとなるが、クリーンディーゼルは「GT」グレードのみに。GTグレードの特徴は、フルLEDヘッドライト、スポーティフロントグリル、ブラックダイヤモンドルーフ、フロントシートヒーター、アルカンタラ&テップレザーのダイナミックシート、フロアマットなどが標準となる。

 もちろん、衝突被害軽減ブレーキなどの先進の安全運転支援機能、デジタルメーター、タッチスクリーン式インフォメーションシステムなど充実の内容を誇る。ボディカラーは、全6色を用意する。ガソリン車とクリーンディーゼル車の装備面の差別化はされていない。

クリーンディーゼルのトリムは、スポーティな「GT」のみ。ボディカラーは全6色を用意
クリーンディーゼルのトリムは、スポーティな「GT」のみ。ボディカラーは全6色を用意

 クリーンディーゼルモデル設定記念となる特別仕様車「GTパックBlueHDi」を用意。GTの装備に加え、ナッパレザーシート、運転席パワーシート機能及びマルチポイントランバーサポート、パノラミックサンルーフを標準化しているのが特徴。ボディカラーは、標準設定色のうち、パールホワイト、オレンジ、ブラックの3色から選択できる。

■価格差は23万円高だが……

 クリーンディーゼル車とガソリン車の価格差は、23万円なので比較的選びやすいといえる。しかし、コロナ過に置ける原材料価格と輸送費の上昇を受け、昨年より各社共に値上げが続いているのは、皆さんもご承知のとおり。プジョーも例外ではなく、2022年1月に、プジョー全体で平均3.3%の値上げを実施。

 ガソリン車のアリュールが+10万2000円、GTが11万5000円値上げされたが、4月1日より再び一部モデルの値上げを実施。2008も例外でなく、ディーゼル追加の段階で再び価格改定を受けている。

 その結果、ガソリン車のアリュールが+7万9000円の324万9000円。GTが+9万円の367万円となっている。近年、装備の充実でお買い得と感じられる車種もあったが、近頃の物価上昇の影響で、再び価格が上昇している。

 これは多くの人が収入が増えない現状では厳しい事態だ。ロシアによるウクライナへの軍事侵攻の影響の広がりを見せる今、輸入車の更さらなる値上げが懸念されている。

値上げだけでなく、モデル途中での装備の強化も行われているが、エントリーとなるプジョー208styleは、デビュー時の233万9000円から270万8000円まで上昇している(※写真は208GT)
値上げだけでなく、モデル途中での装備の強化も行われているが、エントリーとなるプジョー208styleは、デビュー時の233万9000円から270万8000円まで上昇している(※写真は208GT)
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