プジョー リフターが本格販売開始へ アウトドアなMPVの魅力とは

プジョー リフターが本格販売開始へ アウトドアなMPVの魅力とは

 フランス生まれのMPV「プジョー リフター」の本格導入が開始された。

 同じく2019年より限定的に導入され、2020年よりカタログモデル化されたシトロエンのMPV「ベルランゴ」 の姉妹車だが、共有する部分がある一方、プジョーらしいエッセンスもしっかりと加えられている。

 カタログモデルとなったリフターの特徴についてお伝えしよう。

【画像ギャラリー】フランス生まれのクロスオーバーワゴン!プジョー リフター


プジョーの個性派MPVがカタログモデルに

 グループPSAジャパンは、2020年11月25日、プジョーのMPV「リフター」のカタログモデルを発表し、同日より販売を開始した。全車右ハンドル仕様となり、価格は、329万円~379万円となる。

 リフターは、2019年10月に特別仕様車「デビューエディション」として先行導入されたが、いよいよ本格導入へと切り替えられた。

 カタログモデルは、エントリーの「アリュール」と上級モデル「GTラインファーストリミテッド」の2モデル構成となる。

カタログモデル化されたプジョー リフター。カタログモデルは2グレード構成となる
カタログモデル化されたプジョー リフター。カタログモデルは2グレード構成となる

最低地上高180mmを確保したクロスオーバーワゴン

 リフターは、基本的な部分を姉妹車であるシトロエン ベルランゴと共有している。プラットフォームは、最新のEMP2をベースとし、スクエアなデザインで、居住性と積載能力の両立を実現。

 日本仕様のパワートレインは、いずれも1.5L直列4気筒クリーンディーゼルターボエンジンを搭載。最高出力130ps、最大トルク300Nmを発揮する。

 トランスミッションは、8速ATが組み合わされる点も同様だ。しかし、ブランド毎の差別化もしっかりと図られている。

最新プジョー車の多くに採用されるEMP2プラットフォームに、クリーンディーゼルエンジンを組み合わせる点は、シトロエン ベルランゴと同様だ
最新プジョー車の多くに採用されるEMP2プラットフォームに、クリーンディーゼルエンジンを組み合わせる点は、シトロエン ベルランゴと同様だ

 まずエクステリアは、プジョーらしい質感の高いデザインを採用すると共に、外周のブラックのプロテクションモールで覆うことでSUV風味を追加。

 さらに最低地上高をベルランゴ比+20mmとなる180mmとすることで、路面状況の悪い場所での走行にも配慮。

 これに上級グレードGTラインファーストリミテッドでは、走破性を高める車両制御システム「アドバンスドグリップコントロール」を追加する。

 雪上や凍結路に適した「スノー」、ぬかるみに対応する「マッド」、砂地でのタイヤの埋もれを抑制する「サンド」など全5モードを備え、レジャーでの活躍を後押しする。

プジョー独自のドライバーズエリア「iコクピット」を採用。このため、ダッシュボードデザインは、シトロエン ベルランゴと少し異なる
プジョー独自のドライバーズエリア「iコクピット」を採用。このため、ダッシュボードデザインは、シトロエン ベルランゴと少し異なる

  インテリアの最大の違いは、ダッシュボードデザインだ。プジョー独自のドライビングエリア「iコクピット」を採用。

 コンパクトだが見やすいメーターパネル、視点移動を軽減させるヘッドアップディスプレイ、取り回しに優れる小径ハンドルなどが与えられ、プジョーらしいドライビングスタイルを提案する。

 シートレイアウトは、5名乗車仕様となり、3つの後席は独立式となるので、用途に合わせてラゲッジスペースの拡大が可能。MPVに求められるラゲッジスペースは、標準時にトノカバーを利用した状態で597Lを確保するが、後席を全て格納すると、2126Lまで拡大。

 また助手席まで倒せば、最長2.7Lまで拡大できるので、カヌーなどの長いアイテムも車内に収めることもできるほどだ。

キャビンは、5名乗車+ラゲッジスペースの構成。フレキシブルにラゲッジスペースを拡大できるので、利便性が高い
キャビンは、5名乗車+ラゲッジスペースの構成。フレキシブルにラゲッジスペースを拡大できるので、利便性が高い

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