2022年3月17日、トヨタは4月~6月の生産計画を発表した。生産台数を下振れさせないよう、無理な生産を現場に強いるものではなく、世界情勢を鑑みながら、部品サプライヤー、生産工場の状況を冷静に判断したものだ。安全と品質を最優先に、減産リスクを織り込みながら計画を練ることを、本筋に挙げた。
2022年4月上旬時点で、店舗にもよるが人気車の一部、たとえばヴォクシーのハイブリッド車の納期はすでに(即日注文したとしても)2023年春になるという。空前の納車待ち長期化といっていい。
新車の長納期が表面化し、改善に取り組んできたが、その活動を始めて2年以上が経過する。契約を交わしながら、ユーザーへ納車が出来ない状況に苦慮する、販売現場を取材した。今、自動車ディーラーが抱える問題を伝えていく。
文/佐々木亘、写真/TOYOTA
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