■トリムはGTかアリュールの2択
新型308のグレードは、スポーティかつ装備が充実した「GT」とエントリーモデルの役目を担うコンフォート仕様の「アリュール」の2タイプに限定される。クリーンディーゼルは、いずれも選択可能だが、ガソリン車は、「アリュール」のみ。PHEVは「GT」のみとなる。
アリュールも300万円を超えてしまうが、前後LEDライト、ファブリックとテップレザーのコンビシート、17インチアルミホイールに加え、衝突被害軽減ブレーキ、アダクティブクルーズコントロール(ACC)、リアトラフィックアラート、ブランインドスポットモニターシステム、前後側面ソナーセンサーとバックカメラなどの充実の先進安全装備などは全車標準となるため、Cセグコンパクトカーとしては充実した内容を誇る。
現在の車両価格高騰の状況を踏まえると、しっかりと価格維持を図ったと捉えてもいいはずだ。さらに、GTではナビゲーションシステムとデジタルショートカットキーを備えたインフォメーションシステム、プジョー初のマトリックLEDヘッドライト、360°カメラなど装備のアップデートも図られている。
308のなかでも新登場となるPHEVは、同じGTグレードのクリーンディーゼル車と比較すると約100万円高だが、輸入車のPHEVが高額車が中心で構成されているため、500万円前後の価格は、電動化車を検討するユーザー向けの戦略的な価格設定でもあるようだ。また、現時点ではCEV補助金も決定していないため、その動向にも注目したい。
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