ベンツ新EVブランド「EQ」の実力は世界一…なのか? 業界勢力図が変わる!??

■EQCは各メーカーがビックリするほどの突出したEVではなかった!

ルノー/日産/三菱のCMFについても、実はEVについては明確に示しておらず、リーフ用のプラットフォームをリニューアルするのか、個々のプラットフォームに対応して電動化するのか、流動的な部分がある。

今回発表されたEQCは、完成度はさすがメルセデスと思わせるが、ルノー/日産/三菱、さらにはBMW i、アウディeーtronなど量産EVメーカーがビックリするほどの突出したEVではなく、さすがにEVの世界地図を変えるほどではなかった。今後、続いて登場する3ドアハッチバックのEQAの登場が本命かもしれない。

いずれにせよ、どの自動車メーカーも2020年代の電動化推進に向けて模索中であり、「i」ブランドで先行しているBMW、追い上げを見せるVW/アウディ、アライアンスの量的効果で勝負を挑む日産/ルノー/三菱、そしてトヨタが後発として“究極の後出し”をどのように仕掛けるのか、EVを巡る生き残りをかけた勝負が今まさに始まろうとしている。

EQCの装備を見ると、他のメルセデスモデルから採り入れた、ナビゲーションシステムから得られる位置情報などを元に、目的地までに効率良く電力消費を抑えるようドライブサポートする「エコアシスト」機能に加え、EQCはいわゆる“ワンペダルドライビングを想定、ステアリングにシフトパドルを備えて走行モードを選択できることできる。面白いのは、日産のリーフやノートe-POWER、フーガ/シーマの上級車種などに設定された「e-pedal」「エコペダル」と同様の方法でアクセルペダルの動きで足裏に反力をもたらす機能を与えられたことだ

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