ガソリン高騰中! ! レギュラーガソリン仕様でも走りが楽しいクルマ

■1.3Lから1.5Lへ排気量アップしたデミオのレギュラーガソリン仕様

ガソリンモデルが1.3Lが1.5Lに変更された。写真はガソリン最上位モデルの15Sツーリングで価格は6AT、6MTともに173万3400円

軽快なハンドリングを売りにするデミオは、パワーユニットを1.3Lから1.5Lに拡大して魅力を増した。ミラーサイクルに直噴としたP5-VPS型直列4気筒DOHCエンジンは、モータースポーツ向けに設定したハイオクガソリン仕様の15MBのエンジンをレギュラーガソリン化したもので、15MBの116ps/15.1kgmから8ps/0.7kgm低くなっている。1.3Lガソリンエンジンが92ps/12.3kgmだったのに対し、この1.5 Lガソリンエンジンは110ps/14.4kgmだ。

15Sツーリングの燃費は最新のWLTCモードで19.8km/L(6MT)、19.0km/L(6AT)と発表されている。1.3LモデルはJC08モードで20.8km/Lだった。1km/L悪くなっているが、計測方法がシビアになっているし、200cc大きくなっているから悪くない数値だと思う。6MT車を選べるのもいいではないか。しかも価格は変わらない。マツダの良心を感じる。

■1.5i-VTECエンジン、6MTもあるフィット1.5RS

フィットRSホンダセンシングの価格は205万9200円。1.5i-VTECエンジンは132ps/15.8kgmを発生。JC08モード燃費は6MTが19.2km/L、CVTが21.0km/L

フィット1.5RSも走りにこだわる人には気になるコンパクトスポーツだ。フェイスリフトを行い、凛々しい顔つきになった。

1.5Lのi-VTECエンジンはパンチ力があり、7速CVTとの相性もいい。さらに痛快な走りを期待するなら6速MTも用意されている。

現行モデルはハンドリングもグッとスポーティになり、ワインディングロードが楽しい。自然吸気エンジンだから6速MTでもJC08モード燃費は19.2km/Lと良好だ。

■軽自動車からはアルトターボRSとアルトワークスの2台

アルトターボRSが搭載するR6A型658cc、直3インタークーラーターボは64ps/10.0kgm。トランスミッションは5AGSのみ。価格はFFが129万3840円、フルタイム4WDが140万5080円。JC08モード燃費は25.6km/L(FF)、フルタイム4WDが24.6km/L

アルトワークスもレギュラーガソリン仕様。R06A型658cc、直3インタークーラーターボエンジンはワークス専用チューンが施されており、64ps/10.2kgmを発生。JC08モード燃費はFFの5MTが23.0km/L、5AGSが23.6km/L。価格はFFが5MT/5AGSともに150万9840円、フルタイム4WDが5MT/5AGSともに161万7840円

軽自動車では原点回帰したアルトターボRS&アルトワークスがイチオシのレギュラーガソリン仕様である。心臓は最強スペックを誇る658ccのR06A型直列3気筒DOHC4バルブインタークーラー付きターボだ。

自主規制のために最高出力は64psとなっている。が、ECUを専用セッティングとしたワークスの最大トルクは10.2kgmだ。1Lクラスをしのぐ数値となっている。

当然、走りは刺激的だ。パワーとトルクが一気に盛り上がり、軽量ボディだから冴えた加速を見せつける。5速MTだけでなく5速AGS(オートマチックギアシフト)でも加速は力強いし、追い越しも俊敏にこなす。

もちろん、フットワークも軽やかだ。燃費だって悪くない。JC08モード燃費はワークスのフルタイム4WD、5AGS仕様でも22.6km/Lをマークする。ターボRSのFF車、5速AGS仕様なら25.6km/Lと優秀だ。速いだけでなく経済性も優れている。

次ページは : ■レギュラーガソリン仕様車にハイオクガソリンを入れると?

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