【シビック、XV、VW…】シートの仕組みから研究!!「いいシート」の車たち


■ルノーメガーヌGT

205ps/28.6kgmを発生する1.6L、直4ターボを搭載するメガーヌGT。GT専用シャシーで4コントロールも採用

ホールド性もよく、固すぎず柔らかすぎず絶妙というメガーヌGTのシート

ルノーのシートには一貫した印象がある。柔らかなクッションの当たりの良さは歴代のルノーモデルに共通の感触として引き継がれて、スポーツ性の強いモデルだと、多少ハードなドライビングにもしっかりと対応できるホールド性の高さなどが加わる。

例えば、近頃日本市場にも導入された、メガーヌR.S.にはレカロ製スポーツシートが標準仕様として備わり、スポーツ走行に対応するホールド感を備えた「R.S」の名にふさわしい出来映えでぜひ評価したいのだが、クルマそのもののキャラクターの強さと価格を考えると、標準グレードとなる「GT-Line」との間を取って「GT」を推すことにしたい。

ルノーメガーヌGTには、ルノーのモータースポーツ部門であるルノー・スポールが手がけたスポーツシート(表皮はアルカンターラ)が設定されている。

体格によってはサイドサポートの深さが気になるかもしれないが、充分以上のホールド感がある。それよりもクッションの出来そのものが、「硬すぎず、柔らかすぎず」仕立てられていて身体への当たりが心地よい。「R.S.」のシートほどの強い個性とスポーティさはなくとも、「GT」のシートでも満足感が得られる仕立てだ。

■番外編/レクサスLS

国産車のなかでは最高峰に位置するレクサスLSのシート

いいシートのクルマ最後は、1000万円超えとなり、高いクルマを紹介するのは最後まで腰が引けたが、やはりいいシートの日本車の最高峰として挙げないわけにはいかない。番外編ということでご勘弁いただきたい。

レクサスLSはシートの快適性を得る努力は驚異的といえる。トヨタ紡織はいうまでもなくトヨタ傘下のシートメーカーであり、LSのシートは電動化の極みといえる。

例えば、運転席にはシートに内蔵した空気袋によって形状を変化させるアイシン精機が開発したニューマチック(空気式)システムとモーターを組み合わせた28Way(!)調整式フロントパワーシートは、肩甲骨を保持するショルダー部、骨盤を支えるヒップ部(世界初)などの空気式のサポート機能をもつなど、機能の多様性を突き詰めた“豪華装備”だ。

当然ながら、長距離走をこなしても優れたシートであることはさすがに実感できても、それがシートに与えられた最新機能の恩恵なのかを判断することは難しい。それでも、先の東京モーターショーのトヨタ紡織ブースに展示されたカットモデルを目にした時には、エア導入機構の複雑さに驚かされたことを鮮明に記憶している。

次ページは : ■日本市場における主なシートメーカー一覧

最新号

ベストカー最新号

【新型ランクルプラド 来年夏登場】新型86&BRZ初試乗!!|ベストカー8月26日号

本日、ベストカー8月26日号発売!! ランクルプラド、アルファードの次期型最新情報から、新型86&BRZ初試乗、シボレーコルベット公道初試乗など盛りだくさんの内容でお届けします!

カタログ